TAP the NEXT

エマーソン北村──多くのアーティストから信頼を集めるキーボード奏者、2年ぶりのソロ・アルバム

2017.01.02

Pocket
LINEで送る

JAGATARAやMUTE BEATでの活動をはじめ、忌野清志郎&2・3’s、EGO-WRAPPIN’、斉藤和義、キセル、シアター・ブルックなど数多くのアーティストのライブやレコーディングに参加。メジャー/インディー問わずミュージシャンたちから信頼を集めるキーボード奏者、エマーソン北村。サポート・ミュージシャンとしても引っ張りだこな彼だが、並行してソロ活動も展開してきた。

スカタライツなどのメンバーとしてレゲエ草創期を支えたキーボード奏者であるジャッキー・ミットゥの音楽に触発され、1991年から指導させたエマーソン北村のソロ活動〈エマソロ〉。精力的にライブを展開しながら、2014年には初のソロ・アルバム『遠近(おちこち)に』を発表。ミュージック・マガジン誌「ベストアルバム2014 レゲエ(日本)」の第1位に選出されるなど、高い評価を集めた。

約2年ぶりとなるソロ・アルバム『ロックンロールのはじまりは』は、前作同様、作曲からミックスまでのすべての作業をエマーソン北村が一人で手がけ、リズムマシンとオルガン、アナログシンセを駆使して制作された、全6曲のインスト曲と自身が執筆したエッセイからなる作品。

『ロックンロールのはじまりは』というタイトルから、ロックンロールや、そのルーツであるジャイヴやリズム&ブルースなどを連想するかもしれないが、本作でそれらのスタイルが演奏されているわけではない。サイン波やノイズが折り重なって生まれた表題曲を筆頭に、スカ/レゲエを基調としたエマソロのベーシックなスタイルがじっくり堪能できる「帰り道の本」「どこゆくの」。TR-808が繰り出すリズムとチープな音色のメロディが疾走するブラッド・スウェット&ティアーズの異色カバー「スピニング・ホイール」。アナログシンセの多重録音によるエレクトロニカな変拍子トラックが、古いヨーロッパ音楽や、アフリカ音楽のポリリズムまで想いを飛ばしてくれる、セロニアス・モンクの演奏でも知られるジャズ曲カバー「リメンバー」。シャッフルを強調したリズムとスウィングするオルガンが心地よいスカ・チューン「中二階」……と、全6曲のコンパクトな曲数ながら、前作『遠近(おちこち)に』よりもグルーヴに軸足を置いた、濃密な作品に仕上がっている。

『ロックンロールのはじまりは』というフレーズは、アルバム制作中つねに頭の片隅にあった言葉なのだそう。本作に横溢するザラッとした質感のサウンド、そして異質なもの同士がぶつかり合って生まれるエナジーから、あなたは何を感じるだろうか。

エマーソン北村『ロックンロールのはじまりは』

エマーソン北村
『ロックンロールのはじまりは』

(bubblingnotes)


official website
http://www.emersonkitamura.com/

エマーソン北村「帰り道の本」MV
エマーソン北村「中二階」LIVE
エマーソン北村「スピニング・ホイール(ブラッド・スウェット&ティアーズ cover)」LIVE

Live Schedule
2017年1月15日(日)東京・渋谷 タワーレコード渋谷店6F(インストアライブ)
2017年1月20日(金)東京・下北沢 風知空知
2017年1月27日(金)大阪・堀江 アオツキ書房
2017年1月27日(金)大阪・堀江 Corner Stone Bar
2017年2月10日(金)福井・敦賀 TOKLAS
2017年2月11日(祝)滋賀・彦根 中野家具2号館 1F in the yard
2017年2月12日(日)大阪・心斎橋 Conpass

詳細はエマーソン北村 official websiteを参照ください。

Pocket
LINEで送る

スポンサーリンク

関連アーティスト

関連するコラム

[TAP the NEXT]の最新コラム

このコラムへの感想・コメントを書く

Pagetop ↑