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STOMPi and Swing Labo──彗星のように現れた、アコースティック・スウィングの最年長(?)新人バンド

2017.09.25

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足を踏みならして激しく踊るダンスの名を冠した女性シンガーと、スウィング・ジャズ研究所を名乗る手練れミュージシャンたち──STOMPi and Swing Labo(ストンピ・アンド・スウィング・ラボ)は、アコースティック・スウィングにおける最年長ニューカマー・バンドである。

ピラニアンズの活動で知られる、世界を見回しても珍しい鍵盤ハーモニカ奏者・ピアニカ前田。彼が見出したSTOMPiは、ウクレレ弾きであり、タップダンスも織り交ぜながら歌い踊る佇まいが、ジャネット・クラインあたりを彷彿させる女性シンガーだ。そのSTOMPiと所長と自称するピアニカ前田を筆頭に、The Chang、TICA、ギャビー&ロペスの活動で知られ、CHEMISTORYやハナレグミなどのライブ・サポートでも活躍するギタリスト石井マサユキと、モアリズムのベーシスト清水光一によって結成されたSTOMPi and Swing Laboは、以前に本サイトの連載「TOKYO音楽酒場」でも紹介した国立の居酒屋・FUKUSUKEなどでライブを重ねてきた。

ゲストに小島麻由美、ハッチ・ハッチェルらをゲストに迎えたデビュー・アルバムは、彼らのオリジナル曲を中心にルイ・ジョーダン「Is You Is Or Is You Ain’t My Baby」や、ビリー・ホリデイの歌唱で有名な「Them There Eyes」のカバーなど全11曲を収録。伸びやかでイノセントなSTOMPiの歌声が、軽妙洒脱なSwing Laboのバックアップによってさらに瑞々しい輝きを放つ。ピアニカ前田の華やかなプレイの凄さは言わずもがな、このアルバムで聴ける石井マサユキのギターの素晴らしさといったら! TICAやギャビー & ロペスでの印象とはまったく異なる、ジェントルで流麗なスウィング・ギターは、ナット・キング・コール・トリオのオスカー・ムーアを想起させる美しい演奏だ。

彼らのライブを初期から観ているというダブ・トランペッターのこだま和文も「初めてライブを観た時から、 STOMPi and Swing Laboは世界の街や村に響く音楽だ」と称賛するように、STOMPi and Swing Laboはボーダレスでタイムレスな魅力を湛えた音で人々の心を躍らせる。


STOMPi and Swing Labo『STOMPi and Swing Labo』

STOMPi and Swing Labo
『STOMPi and Swing Labo』

(IDEAL MUSIC)


official website
http://i-deal-music.com/stompiandswinglabo/




STOMPi and Swing Labo レコ発ライブ
2018年1月21日(日)東京・下北沢440
STOMPi and Swing Labo:STOMPi (Vo、Ukulele Tap)、清水光一 (Wb)、石井マサユキ (G)、ピアニカ前田 (Pianica)
Guest:谷殿明良 (Pianica、Tp)…and more

other live schedule
2017年10月27日(金)東京・阿佐谷ジャズストリート2017


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