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Rei──話題のシンガー・ソングライター/ギタリスト、カラフルな魅力を音と映像で凝縮した意欲作

2018.02.26

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TAP the POPではおなじみのシンガー・ソングライター/ギタリスト、Rei。昨年は国内外問わず数多くのフェスに出演してきた彼女だが、中でもフランス・ベルフォールで開催された野外フェス〈Les Eurockeennes〉では18000人収容のステージに立ち、大観衆を沸かせたのも記憶に新しい。

デビュー作『BLU』(2015年2月)から立て続けに3枚ミニアルバムを発表したReiは、2017年7月に4曲入りCDとミュージックブックからなる『CRY』をリリースした。コンセプトからアートワークに至るまで自身で手がけた、まさに彼女の世界観を凝縮した作品だった。

Rei『CRY』

Rei
CD+MUSIC BOOK
『CRY』

(Reiny/AWDR/LR2)


そして2018年2月、前作『CRY』と対を成すように発表されたのが、CD+MUSIC FILMで構成された新作『FLY』だ。今回もアートワークはRei自身が手がけ、サポート・ミュージシャンとして真船勝博(EGO-WRAPPIN’ AND THE GOSSIP OF JAXX )、渡辺シュンスケ(Schroeder-Headz)らが参加した本作。

ブルーズ・ギタリストとしての腕を遺憾なく発揮した、日本語と英語が縦横無尽に飛び交うオルタナティヴ・トーキング・ブルース「New Days」で幕を開け、ローファイなダンス・トラックの上でReiのギターと言葉が自由に踊る「Sky Girl」、メランコリックな弦の響きが空に溶けていくアブストラクトなナンバー「we can fly,」、グルーヴィでエモーショナルな名曲「Wings」と、4曲入りというコンパクトなサイズながらも、多彩な魅力を凝縮したCD作品となった。その収録曲のMVと、ニューヨークやジャカルタへの旅で撮影された映像を織り交ぜた大久保拓郎監督によるショートフィルムが、CD『FLY』のイメージをさらに広げていく。

音楽のジャンルも自己表現する手段も、形式ばったスタイルに囚われることなく、自由に飛び回りながらまだ見ぬ領域へと挑んでいくRei。2018年も彼女の飛躍から目が離せない。

Rei『FLY』

Rei
『FLY』

(Reiny/AWDR/LR2)



FLYING R TOUR 2018
3月16日(金)愛知・名古屋JAMMIN’
3月17日(土)大阪・心斎橋Music Club JANUS
3月29日(木)東京・渋谷クラブクアトロ
4月06日(金)北海道・札幌BESSIE HALL(w/Schroeder-Headz)
4月08日(日)宮城・仙台LIVE HOUSE enn 2nd(w/Schroeder-Headz)
4月13日(金)福岡・春吉INSA
4月14日(土)兵庫・神戸VARIT.

official website
http://guitarei.com/

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