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コナー・ヤングブラッド──美しいサウンドで叙情的な景色を描き出す、注目のシンガー・ソングライター

2018.08.27

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テキサス州ダラスに生まれ育ったシンガー・ソングライター、コナー・ヤングブラッド。高校生の頃から音楽活動を開始。ネット上で発表した楽曲が高い評価を集め、複数のレーベルからオファーを受けたそうだが、彼はそのまま音楽の道には進まなかった。祖父は黒人であることを理由にブリンストン大学から入学を拒否され、父親も同大学で人種差別への抗議を訴えて座り込み運動に参加したという背景もあって、学問へと進みたい想いも強かったのだろう。コナー・ヤングブラッドはアイビー・リーグの名門イェール大学に進学し、アメリカ研究を専攻。在学中にはザ・バンドについての論文を書いている。

 2016年にEP『The Generation of Lift』を発表し、本格的に音楽活動をスタート。ジャネール・モネイをはじめとするアーティストのサポート・アクトを務めながら、2年間の月日をかけて作りあげたのが、デビュー・アルバムとなる『Cheyenne』だ。

 高校生で音楽をやっていた頃から馴染みの深いエンジニアとともにセルフ・プロデュースで制作したアルバムは、ギターやキーボード、リズムマシーンなどはもちろん、ハープ、クラリネット、タブラといったたくさんの楽器を一人で演奏し、音を重ねて築き上げていった。2年のうちにアイスランドやマケドニア、フィンランドをはじめ様々な国や地域に旅をして、目の前に広がる自然や街並み、そして人々の営みに触れてきた。そうして目にしてきた風景や、さらには訪れたことのない地への憧憬がないまぜになって生み出されていく彼の音楽は、雄大で叙情的なサウンドがとにかく美しい。身を委ねるようにして音へと没入すれば、いつしかコナー・ヤングブラッドが描き出す景色の中に佇んでいた。


コナー・ヤングブラッド『Cheyenne』

コナー・ヤングブラッド
『Cheyenne』

(Counter Records/Beat Records)




official website
https://www.conneryoungblood.com/

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