「本物の音楽」が持つ“繋がり”や“物語”を毎日コラム配信

TAP the POP

今月のPICK UPコラムTAP the NEXT

英心 & The Meditationalies──仏教に根ざした人生讃歌を歌う秋田発レゲエ・バンド

2018.10.29

Pocket
LINEで送る


本コーナーでも以前に紹介したラテン・バンド〈コロリダス〉。そのパーカッション奏者で、秋田在住の現役僧侶でもある英心を中心に2014年に結成されたレゲエ・バンドが、〈​英心 & The Meditationalies〉だ。

曹洞宗・松庵寺の長男として生まれた英心は、レゲエを好きになって聴いているうちに、レゲエにまつわる文化に興味を持つようになり、仏教の教えとラスタファリアニズムに共通するものを感じていったという。そして、レゲエの音楽に乗せて仏教に根差したメッセージを発信していこうと思いつき、地元秋田の音楽仲間とともに英心 & The Meditationaliesとしての活動をスタート。県内の祭や、廃校、道の駅など神出鬼没に登場してはライブを展開。2015年にリリースしたファースト・アルバム『からっぽ』が、ミュージック・マガジン誌で、同年度のベスト・アルバム レゲエ部門の1位に選出され、大きな注目を集めた。

約3年ぶりとなるニュー・アルバムが『過疎地の出来事』は、レゲエはもちろんブラジル、ラテン音楽を呑み込んだバンド・サウンドがとにかく心地よい。より強力になったグルーヴにのせ、過疎化・高齢化が進む地元の現状に向き合いつつも、そこにある美しい風景や田舎暮らしの楽しさを切り取って、過疎地ならではの楽しさを見い出していく表題曲を筆頭に、身近にある題材を平易な言葉で(時に秋田弁を織り交ぜながら)綴っていく。その根底には、(直接的な表現はほとんどないけれど)仏教の教えが大きな河のように流れているのを感じ取れることができるだろう。どんな環境にあっても今を楽しみ極楽へと変えていく、英心 & The Meditationaliesはポジティヴな人生讃歌を大らかに歌い上げている。


英心 & The Meditationalies『過疎地の出来事』

英心 & The Meditationalies
『過疎地の出来事』

(トロップレコード)





live schedule
11月3日(土)熊本・熊本 Sandwich Cafe TATOMIYA
11月4日(日)大分・日出町 松屋寺 「寺フェスin 松屋寺」
11月9日(金)秋田・湯沢 秋田銘醸(美酒爛漫)旧岩崎蔵  

『過疎地の出来事』特設サイト
http://hanautaweb.info/eishin2018/

official website
http://eishinwatanabe.wixsite.com/meditationalies

Pocket
LINEで送る

あなたにおすすめ

関連するコラム

[今月のPICK UPコラム]の最新コラム

SNSでも配信中

Pagetop ↑

トップページへ