「本物の音楽」が持つ“繋がり”や“物語”を毎日コラム配信

TAP the POP

新着

TAP the ROOTS

認知症の祖母を歌ったコステロとポールの「ヴェロニカ」

養護施設で暮らすひとりの老女は静かに、時の流れを見つめている。 ゆったりとした時の流れは、一枚一枚、木の葉が舞い落ちるように、静かに、だが確実に彼女の記憶を運び…

TAP the DAY

「抱きしめたい」を聴いた瞬間、ビートルズ拒否から快諾に転じたデイブ・デクスター・ジュニア

アメリカのシングルチャートで、ビートルズが1位から5位を独占するという快挙は、ビルボード誌の1964年4月4日号でのことだ。 1位 「Can’t B…

TAP the SONG

スティングの運命を変えた「ロクサーヌ」③~ニューヨークのCBGBから始まったアメリカ・ツアー

1978年10月20日、スティングとアンディ・サマーズは格安航空チケットで、ロンドンからニューヨークへ向かった。 午後10時半ごろにケネディ空港に到着し、迎えに…

TAP the SONG

スティングの運命を変えた「ロクサーヌ」②~「こいつはクラシックだ。大ヒット間違いなしだぜ、おい」

ポリスの歴史は、1976年に地元のニューカッスル大学のセントメリーズ・カレッジにある大食堂で歌っていたスティングが、アメリカ人ドラマーのスチュアート・コープラン…

Extra便

スティングの運命を変えた「ロクサーヌ」①~パリまで行ったのにライブがキャンセルされていたポリスの失望

1977年8月にギタリストとしてアンディ・サマーズが加わったポリスが、3人のメンバーで活動するようになってから数週間が経った頃、ドラムのスチュワート・コープラン…

ミュージックソムリエ

私にとって音楽は神聖なる世界~ローラ・ニーロ「クリスマス・イン・マイ・ソウル」

1960年代後半のアメリカでは、ベトナム戦争に対する反戦運動が次第に激化し、黒人公民権運動に始まる革命の嵐が吹き荒れた。 1968年の民主党大会で暴動を企てたシ…

ミュージックソムリエ

紐育の優しい果実はどんな色?~「ニューヨーク・テンダベリー」ローラ・ニーロ

1969年の秋に発売されたローラ・ニーロのアルバム『ニューヨーク・テンダベリー』のジャケットは、街に佇み風に吹かれるローラの、黒を基調とした写真が印象的だ。 こ…

TAP the CHANGE

カート・コバーンの退屈な日々を終わらせたメルヴィンズ

「メルヴィンズに出会うまで、俺の生活は本当に退屈極まりないものだった」 カート・コバーンが生まれ育ったワシントン州モンテサーノは、カナダとの国境に近く西海岸から…

TAP the LIVE

カート・コバーンが誇りにしたMTVアンプラグドでのパフォーマンス

『MTVアンプラグド』は様々なミュージシャンがプラグを使用せず、つまりはアコースティックで演奏を披露する番組だ。 1992年にエリック・クラプトンが出演した際に…

TAP the STORY

R.E.M.への憧れと想い~カート・コバーンの27歳~

1994年4月8日午前8時40分頃、シアトル郊外の家を訪ねた電気技師によってニルヴァーナのフロントマン、カート・コバーンの遺体が発見された。 ショットガンで自身…

TAP the LIVE

ベックが初めてのテレビ出演で老人たちをバックに歌った理由とは?

「その人はドラムを叩いてたんだけど、1ヶ所、すごく気の利いたカメラ割りがあってね。 あたかもドラム・ブレイクが入るかのようにカメラを振ると、そこで彼がロック・ド…

TAP the CHANGE

ベックを音楽の世界へと導いたアメリカン・ルーツの巨人たち

1970年生まれのベックが、初めて本気で好きになった音楽は、幼い頃に聴いたローリング・ストーンズの「ルビー・チューズデイ」だった。 「彼らのことは何も知らなかっ…

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