TAP the ROOTS

フリー・バード~アメリカ南部で生まれた”旅立ちの歌”

2014.06.12

Pocket
LINEで送る

1970年代前半にアメリカ南部から登場したバンド、レーナード・スキナード。
サザン・ロック特有の泥臭さとトリプルギターが生み出す多彩なサウンドで人気を博し、1973年にリリースされたデビュー・アルバム『レーナード・スキナード』は徐々に売り上げを伸ばして、翌年にはゴールド・ディスクを獲得している。

アルバムの最後に収録されている「フリー・バード」は、いつも彼らがコンサートの最後に演奏する曲だった。
元々は、同じく南部から生まれた偉大なるスライド・ギターの名手で、エリック・クラプトンの「愛しのレイラ」でのプレイでも知られる、オールマン・ブラザーズ・バンドのデュアン・オールマンに捧げられた曲だった。
だが、この名曲はファンに愛されるうちに一人歩きするようになる。

 俺ももし明日旅立ったとしても
 覚えていてくれるかい?
 旅を続けなきゃいけないのさ
 まだまだたくさんの街を見ないとな
 もしこのままおまえと一緒にいても
 同じままじゃいられないのさ
 何故って俺は、鳥のように自由
 おまえに鳥は変えられないんだ
 俺が変われないことは、神様だってご承知さ


ある者はこの歌を卒業式に歌った。

仲間の葬式に流した者もいた。

だが1977年10月20日、ツアー中だったレイナード・スキナードを乗せた飛行機が墜落、ロニー・ヴァンザントをはじめ主要メンバーの命が奪われ、バンドは解散に追い込まれることになる。

そして当然のことながら、そのニュースを伝える映像のバックには、この曲が流れ続けていたのである。




Lynyrd Skynyrd『Pronounced Leh-Nerd Skin-Nerd』
Mca

Pocket
LINEで送る

スポンサーリンク

関連アーティスト

関連するコラム

[TAP the ROOTS]の最新コラム

このコラムへの感想・コメントを書く

Pagetop ↑