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セプテンバー・モーン~かつてのときめきを思い出す歌

2014.09.11

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九月の朝、朝靄の中、湖で沐浴する少女。
フランスの画家&イラストレイター、ポール・マイル・シャバの絵画「九月の朝」は、ロマンチックな思いを抱かせる。

その絵に対するオマージュもあるのだろうか。ニール・ダイヤモンドが「ナタリー」などでも知られるフランス人歌手、ジルベール・ベコーと共作した「セプテンバー・モーン」は、大人になって、「あの頃」を忘れていた男女が、かつてのときめきを思い出す歌だ。

♪九月の朝
 ふたりは夜が真新しい朝を迎えるまで踊った
 恋するふたりは
 ロマンチックな芝居の場面を演じた
 九月の朝は
 今でも私をそんな気分にさせるのだ♪




ところで、ニール・ダイヤモンドとジルベール・ベコーは、映画「ジャズ・シンガー」の挿入歌「ラブ・オン・ザ・ロックス」も共作している。

♪愛をオン・ザ・ロックで
 驚くようなことじゃない
 ただ酒を注いで
 俺につまらない嘘でも吐かせてくれりゃいい♪




大人のラブソングには酒が似合うのだが、「セプテンバー・モーン」という名のカクテルも存在する。

 バカルディ     3/4
 ライムジュース   1/4
 グレナデンシロップ 適量
 卵白        適量


これらをシェイクすると、ピンク色のカクテルができあがる。
名前は「九月の朝」だが、「九月の夜」によく似合いそうである。

(このコラムは2014年9月11日に公開されたものです)

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