TAP the ROOTS

マッド・ワールド~社会から阻害された若者たちの苦悩

2014.05.08

Pocket
LINEで送る

イギリスの2人組バンド、ティアーズ・フォー・フィアーズが1982年に放ったヒット曲『マッド・ワールド(狂気の世界)』は2001年、ひょんなことからリバイバルを果たすことになる。
そのきっかけを作ったのが、映画『ドニー・ダーコ』だった。

マサチューセッツに住む高校生ドニーは、不思議な夢に導かれ、ゴルフ場で銀色のウサギと出会う。
そしてこの世界があと28日と少しで終わることを告げられるのだ。

このシュールな物語の監督リチャード・ケリーは当初、この映画のエンディングにU2の『MLK』を使いたいと考えていた。だが権利関係がクリアできず、思案に暮れていた。
そんな時、アメリカのシンガー・ソングライター、ゲイリー・ジュールズが仮録音した『マッド・ワールド』が届けられたのだ。

これまで見た最高の夢は
死んでゆく夢さ

社会から阻害された思春期の複雑な思いを歌ったティアーズ・フォー・フィアーズの曲はよりスローテンポにアレンジされ、映画にフィットした。
そして映画はさほどの興行成績をあげられなかったのにも関わらず、DVDチャートでは1位を獲得する人気を見せ、この曲も見事、全英チャートでナンバーワンに輝いたのである。




Gary Jules『Trading Snakeoil for Wolftickets』
Sanctuary UK

Pocket
LINEで送る

スポンサーリンク

関連アーティスト

関連するコラム

[TAP the ROOTS]の最新コラム

このコラムへの感想・コメントを書く

Pagetop ↑