raindrops

TAP the SONG

映画『明日に向って撃て!』から生まれたスタンダード、「雨にぬれても」

2014.04.18

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当代一のソングライターとしてバート・バカラックの名前を全世界に知らしめた1曲が「Raindrops Keep Fallin’ On My Head(雨にぬれても)」、ジョージ・ロイ・ヒル監督の西部劇映画『明日に向って撃て!』の挿入歌として1969年に作られた。

19世紀末のアメリカに実在した銀行強盗、ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドという2人のアウトローを描いた映画は、反体制的な若者たちの生き方を新しい感覚で情感を込めて描いたアメリカン・ニューシネマの代表作としても知られる。
劇中にポール・ニューマンとキャサリン・ロスが自転車に乗ってデートをする牧歌的なシーンと、ラストのストップモーションはともに映画史に残る屈指の名場面として語り継がれている。



その自転車のシーンでは斬新な映像がモンタージュされたバックに、B.J.トーマスの歌がフルサイズで流れて、つかの間の平和とその先の死を暗示させている。

雨のしずくが僕の頭に降り注いでいる
Raindrops keep fallin’ on my head

ベッドから足がはみ出している男みたいに
And just like the guy whose feet are too big for his bed

何もかもがしっくりこない
nothing seems to fit


撮影時にも曲を流しながら俳優2人のアドリブにすべてを任せたそのシーンは、公開当時のアメリカでは映画批評家には悪評紛々だった。
しかし観客には圧倒的に支持されて、曲はビルボードの年間チャートで1位の大ヒットを記録した。第42回アカデミー賞でも、作曲賞と主題歌賞に選ばれた。

世界のスタンダードになったこの歌は今でも世界中で愛聴されていて、イギリスのマニック・ストリート・プリーチャーズ、アメリカのベン・フォールズ・ファイヴ、日本では山崎まさよしなどにカヴァーされている。



だが今となってはバカラック本人が歌うさり気なさが、最もしっくりくるのではないだろうか。



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