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「タイニー・ダンサー」に重なる2つのイメージ~エルトン・ジョンとバーニー・トウピン

2026.05.22

きつく抱きしめておくれ
タイニーダンサー
ハイウェイのヘッドライトを
数えよう


エルトン・ジョンの映画『ロケットマン』が公開されてから、再び火がついたのは「ユアソング」でも「キャンドル・イン・ザ・ウインド」でもなく、1971年に発表されたアルバム『マッドマン』の冒頭を飾る曲「タイニー・ダンサー」だった。

ブルージーン・ベイビー
L.A.レイディー
バンドのお針子さん


この曲は、作詞を担当したバーニー・トウピンのガールフレンド、マキシン・フェイベルマンに捧げられたもの、ということになっている。楽曲のクレジットには(マキシンに愛を込めて)と追記されているからである。

1970年、エルトンとバーニーは、初のアメリカツアーに出たが、マキシンもバンドと共にツアーを回っていた。そして、バンド・メンバーの衣装の綻びなどを繕い、エルトンのファッションの相談にも乗っていたと言われている。

バレリーナ
見たことがあるはずさ
彼女が砂漠で踊っているのを


佐野元春が「アンジェリーナ」を発表した時

アンジェリーナ
君はバレリーナ


という歌詞を聞いて、ニヤッとした人は少なくなかったはずである。

当時、西海岸の女の子たちは、股下の浅いブルージーンズをはき、フリルのついたブラウスを着て、軽やかに歩いていたのだ。

バーニー・トウピンは、ガールフレンドのために書いた歌だと認めつつ、彼がロスで出会った女の子たちのイメージを重ね合わせたのだと語っている。

ロスのサンセット・ストリップあたりの洋服屋にいる女の子たち。彼女たちは、エーテル(空気)のようで、セクシーだった。私がイングランドで見てきた女の子たちとは、まるで違っていた。時には母親のようで、時にはベッドを共にしてくれるように思えた。ある種の、エディプス・コンプレックスを満たしてくれるような存在だった。


バーニーとマキシンは1971年に結婚し、5年後に別れている。エルトンの人気に陰りが見え始めるのは、その頃のことだ。



Madman Across the Water

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