「本物の音楽」が持つ“繋がり”や“物語”を毎日コラム配信

TAP the POP

石浦 由高

1959年神奈川県横浜市生まれ。ライター/エディター。
アメリカに遊学、「Writing(執筆学)」を修める。長年、音楽と暮らす内、時代ととも生まれた歌詞の意味を読み解くことに、尽きせぬ楽しさを覚えるという。ワイン好き。

石浦 由高 が最近聴いてるアルバム

石浦 由高 の記事一覧

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ミシェル・ポルナレフが選んだ生き方

ミシェル・ポルナレフ。 彼の名前や、その特徴的な風貌を知らない人でも、彼が書いたメロディーは耳にしたことがあるはずだ。中でも、彼が1972年に発表した「愛の休日…

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キース・リチャーズが、ジミー・ペイジが敬愛したギタリスト、スコティ・ムーア

1950年代に青春を過ごした者たちは、誰もがエルヴィス・プレスリーに憧れたものだった。デビュー前のビートルズは、ジョンもポールもジョージも、リーゼントで革ジャン…

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時代の移り変わりを告げたラジオ・スターと『アメリカン・トップ40』

1980年代に青春を送った人たちにとって、音楽といえば「MTV」だった。 ワーナー・コミュニケーションとアメリカン・エクスプレスが共同出資して始まったMTVが放…

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レイ・チャールズ最期の熱唱はエルトン・ジョンが書いた別れの名曲だった

「ある愛の詩」(ラブ・ストーリー)は、1970年にエリック・シーガルが発表した小説であり、その物語は小説の発表直後に映画化された。 主人公オリバーと、白血病でこ…

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ウィー・アー・オール・アローン~ロマンティックな大人の世界

先週に続いて、ボズの大ヒットアルバム「シルク・ディグリーズ」から。 日本でも大ヒットした「ウィー・アー・オール・アローン」。だがこの曲は、ブラジルでもメロドラマ…

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ロウダウン~ボズ・スキャッグスが歌った最低な現実

男は女に物を買い与える。 だが女はそのことを、街中で言いふらす。 プレゼントの値段まで大声で。 そして歌の主人公は、この男に言い聞かせるのだ。 悲しい、悲しい真…

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切なく美しいラブソングから聴こえて来る、天才の赤裸々な叫び声

♪雨があなたの顔に吹きつけ 世界中があなたの敵にまわる時 暖かい抱擁で 私の愛を感じてもらえたのに ♪ デビュー・アルバム『19』を製作中、曲作りに悩むアデルに…

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一流ギタリストたちの中からストーンズのメンバーに選ばれたロン・ウッド

 1975年12月19日。  ロン・ウッドはフェイセズを脱退し、ミック・テイラーの後釜として、ザ・ローリング・ストーンズに加入することになった。  だが、ロン・…

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グレッグ・オールマンがスタジオに不法侵入してまで残したかった歌

 逃走を続ける真夜中のライダーを描いた「ミッドナイト・ライダー」は、オールマン・ブラザーズ・バンドのセカンド・アルバムに収録され、アルバムからの2枚目のシングル…

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ボブ・ディランが4丁目の仲間たちに送った辛辣な言葉

♪この僕を友達と呼ぶとは どんな神経をしているんだ 僕が落ち込んでた時 ただ突っ立って ニヤニヤ笑ってた君が♪ 4丁目。それはボブ・ディランがデビュー前後に住ん…

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疲れと乾きの中でディランが心惹かれた「色」-Just Like A Woman-

♪彼女は女の如く奪い、そうさ 彼女は女の如く愛を交わし、そうさ そして彼女は女の如く痛みを感じる だが、少女のように わっと泣き出すのだ ♪ 1965年。アコー…

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「ローリング・ストーン」(転がり続ける石)となる強い決心

♪ハイウェイはギャンブラーのもの 感覚を使うのさ  偶然、集めたものを 手にしていくがいい♪ 「イッツ・オール・オーヴァー・ナウ、ベイビー・ブルー」の冒頭で、デ…

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