「本物の音楽」が持つ“繋がり”や“物語”を毎日コラム配信

TAP the POP

石浦 由高

1959年神奈川県横浜市生まれ。ライター/エディター。
アメリカに遊学、「Writing(執筆学)」を修める。長年、音楽と暮らす内、時代ととも生まれた歌詞の意味を読み解くことに、尽きせぬ楽しさを覚えるという。ワイン好き。

石浦 由高 が最近聴いてるアルバム

石浦 由高 の記事一覧

TAP the ROOTS

コンドルはどこに向かって飛んでいったのか

♪できるなら僕は カタツムリより雀になりたい ああ、そうとも もし、できるなら 僕はきっと雀になる♪ 哀愁を帯びたアンデス山脈のメロディーにのせられた不思議な言…

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ポール・サイモンがリヴァプールで思いを馳せた“家”

♪僕は今、列車の駅に座っています 目的地までの切符も買いました mmm 一夜限りのツアーの途中 スーツケースとギターを手にした 詩人とワンマンバンドのために ど…

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恋人と別れる50の方法~ポールが教えたかったこと

夏が終わると、別れの季節だ。 この季節の別れ歌は、「こちらは望んではいないのに」別れが訪れる、というパターンが多いのだが、今回紹介するポール・サイモンの「恋人と…

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喧騒の中でひろがる沈黙、歌詞を伝えるために必要なもの

♪やあ、暗闇、僕の昔からの友人よ また君と話しにやってきたよ 何故って、僕が眠っている間に ひとつのビジョンがこっそり近づいてきて 種を残していったのさ そして…

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アーティストの曲作りを支えた音楽の女神たち

♪セシリア 僕の心は傷だらけ 君はいつも僕の自信を砕くのさ セシリア 膝まづいて頼むよ 頼むから僕の元に帰ってきておくれ♪ サイモン&ガーファンクルが1970年…

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「スカボロー・フェア」と愛の四草

スカボローの市に行くのなら パセリ、セージ。ローズマリーにタイム その地にいる人に宜しく伝えてほしい 彼女はかつて、私の真の恋人でした サイモン&ガー…

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ポール・サイモンが南アフリカを経て辿り着いた原風景「グレイスランド」への旅

ミシシッピ・デルタはナショナル・ギターのように 輝いていました 僕は川沿いに 南北戦争の跡地を ハイウェイで下っていくのです ポール・サイモンの「グレイスランド…

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青い瞳に宿る悲しげな思いと「追悼のメロディ」

2007年11月15日。 『ダリル・ホールの家からのライブ』という名の番組がネットで公開されるようになった。 スモーキー・ロビンソン、ジョー・ウォルシュ、ロブ・…

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世界への悲観を描いた「エピタフ」と、それに共鳴した日本の歌い手たち

預言者が言葉を記した壁は そのつなぎ目に亀裂が入り 死の武器には 太陽が煌々と照りつける 誰もが悪夢と夢に引き裂かれる時 月桂樹の花輪を手向ける者はなく ただ静…

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キング・クリムゾンの歌が予言した政治家の死とその黒幕

「この曲を、誰もが知り、誰もが大好きなアメリカの政治家に捧げる。その名は、スピロ・アグニュー」 1969年12月14日、発売されたばかりのデビュー・アルバム『ク…

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恋人を強く抱き締められなかった夜

街の暗闇と 煌々たる灯りに満ちた家々の狭間で 我が心の静けさと 忍び寄る夜の咆哮の狭間で 誰かが誰かの名を呼び 誰かが街角から姿を消し 誰かが誰かを探すのだ こ…

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都会よりも「スモール・タウン」での暮らしに価値を見出したジョン・メレンキャンプ

1991年10月17日。ジョン・メレンキャンプはシアトルでのラジオに出演中、気を失い、病院に搬送された。珈琲の飲み過ぎ、煙草の吸い過ぎ、朝食抜きの生活、そしてス…

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