「本物の音楽」が持つ“繋がり”や“物語”を毎日コラム配信

TAP the POP

石浦 由高

1959年神奈川県横浜市生まれ。ライター/エディター。
アメリカに遊学、「Writing(執筆学)」を修める。長年、音楽と暮らす内、時代ととも生まれた歌詞の意味を読み解くことに、尽きせぬ楽しさを覚えるという。ワイン好き。

石浦 由高 が最近聴いてるアルバム

石浦 由高 の記事一覧

TAP the ROOTS

ロナルド・レーガンの言葉に対するブルース・スプリングスティーンの返答

♪ 俺はUSAで生まれた 俺はUSAで生まれた 俺はUSAで生まれた ♪ ブルース・スプリングスティーンが1984年に発表した『ボーン・イン・ザ・U.S.A』は…

TAP the ROOTS

オペレイター/ジム・クロウチ ~たった1つの公衆電話に並ぶ孤独な隊列

一台しかない公衆電話の前には長い列が出来ていた。降りしきる雨の中、グリーンの兵隊服を着た州兵たちは無言で、我慢強く、自分の番がやってくるのを待っていた。ひとり一…

TAP the ROOTS

ジム・クロウチの名を永遠にした「タイム・イン・ア・ボトル」

もし瓶の中、時を貯めておけるなら 何よりも僕は 永遠の時が終わるその瞬間まで 日々の時を貯めておきたいと思う 君とただ永遠の時を過ごすために 美しいアコースティ…

TAP the STORY

70歳を過ぎた男が痛みとともにその人生を振り返る時

俺は今日、自分を傷つけた まだ感覚があるか知るために 痛みに神経を集中すると その痛みだけがリアルだった 古傷の上を 釘で何度もえぐり すべてを消し去ろうとする…

TAP the ROOTS

ドライヴ~R.E.M.が切り開いた新たなロックンロール

いわゆるパンク以前、私に響いた曲がいくつかあった。そのうちのひとつがデヴィッド・エセックスの「Rock On」だ。 R.E.M.のマイケル・スタイプは2009年…

TAP the ROOTS

ダイアナ妃に捧げられた歌とマリリン・モンローの孤独

1997年9月13日。  エルトン・ジョンがダイアナ妃の葬儀で歌った「キャンドル・イン・ザ・ウインド~ダイアナ元英皇太子妃に捧ぐ」が英国でシングルとして発売され…

TAP the ROOTS

ポール・サイモンが南アフリカを経て辿り着いた原風景「グレイスランド」への旅

♪ ミシシッピ・デルタはナショナル・ギターのように 輝いていました 僕は川沿いに 南北戦争の跡地を ハイウェイで下っていくのです ♪  ポール・サイモンの「グレ…

TAP the ROOTS

スーパースター~カーペンターズによって書き直された少女の思い出

いつの時代でも、ステージの上のスーパースターに人は憧れる。 カーペンターズの「スーパースター」も、ひとりの少女がステージ上のミュージシャンを憧れ、焦がれる歌だ。…

TAP the ROOTS

疲れと乾きの中でディランが心惹かれた「色」-Just Like A Woman-

♪ 彼女は女の如く奪い、そうさ   彼女は女の如く愛を交わし、そうさ   そして彼女は女の如く痛みを感じる   だが、少女のように   わっと泣き出すのだ ♪ …

TAP the ROOTS

夏のワンシーンから生まれたモータウンの大ヒット曲「ダンシング・イン・ザ・ストリート」

 1964年、夏。  その日のデトロイトは燃え上がるような暑さに包まれていた。自動車工場はこれまでにない活気のうちにあり、全米で盛り上がりを見せていた公民権運動…

TAP the ROOTS

南北を隔てる線、メイソン・ディクソンを舞台にした歌

♪ 私たちはフィラデルフィアへと セイルしていく 石炭の町タインを遠く離れ フィラデルフィアへと セイルしていく 線を引くため メイスン・ディクスン線を ♪ マ…

TAP the ROOTS

69年の夏、交錯する様々なメタファー

♪  最初のギターは  安物の雑貨屋で買った  指から血がにじむまで弾いたものさ  あれは69年の夏のこと ♪ ブライアン・アダムスの「思い出のサマー」(Sum…

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