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TAP the POP

石浦 由高

1959年神奈川県横浜市生まれ。ライター/エディター。
アメリカに遊学、「Writing(執筆学)」を修める。長年、音楽と暮らす内、時代ととも生まれた歌詞の意味を読み解くことに、尽きせぬ楽しさを覚えるという。ワイン好き。

石浦 由高 が最近聴いてるアルバム

石浦 由高 の記事一覧

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祖国への想いを歌にした「バック・イン・ザ・U.S.S.R.」

インドのリシケシュに滞在していたポール・マッカートニーは、ジョージ・ハリスンに誘われてやってきたものの、どこか退屈していた。彼は瞑想にではなく、やはり歌を作るこ…

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ビートルズが最後に定義した愛不変の法則とは

そして最後には 人が得る愛の総量と 人が愛する総量は等分となる ビートルズ最後のスタジオ録音アルバム『アビーロード』の最後に収められている「ジ・エンド」で、ポー…

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トマ・ピケティ『21世紀の資本』へのビートルズからの反論

僕の愛は買えない 僕の愛は買えない 僕の愛はお金じゃ買えないのさ フランスの経済学者、トマ・ピケティの『21世紀の資本』が話題だ。 行き過ぎた資本主義は経済格差…

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馬鹿げたラヴ・ソングばかり書いていると非難されたポールからの返答、追記

みんな馬鹿げたラヴ・ソングに 飽き飽きしていると 君は思っているようだけど 僕のまわりを見渡す限り 馬鹿げたラヴ・ソングで 世界を満たしたいと思ってる 人たちも…

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馬鹿げたラヴ・ソングばかり書いてると非難されたポールからの返答

みんな馬鹿げたラヴ・ソングに 飽き飽きしていると 君は思ってるようだけど 僕のまわりを見渡す限り 馬鹿げたラヴ・ソングで 世界を満たしたいと思ってる 人たちもい…

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レイ・チャールズ最期の熱唱はエルトン・ジョンが書いた別れの名曲だった

「ある愛の詩」(ラブ・ストーリー)は、1970年にエリック・シーガルが発表した小説であり、その物語は小説の発表直後に映画化された。 主人公オリバーと、白血病でこ…

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グレッグ・オールマンがスタジオに不法侵入してまで残したかった歌

 逃走を続ける真夜中のライダーを描いた「ミッドナイト・ライダー」は、オールマン・ブラザーズ・バンドのセカンド・アルバムに収録され、アルバムからの2枚目のシングル…

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切なく美しいラブソングから聴こえて来る、天才の赤裸々な叫び声

♪雨があなたの顔に吹きつけ 世界中があなたの敵にまわる時 暖かい抱擁で 私の愛を感じてもらえたのに ♪ デビュー・アルバム『19』を製作中、曲作りに悩むアデルに…

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エヴリィ・グレイン・オブ・サンド~先達たちの遺産

数多く存在するディラン伝説のひとつが、その名前だ。 ロシアでの迫害からの逃れてアメリカへやってきたユダヤ系移民の孫としてミネソタ州で生を受けた時、彼の名は「ロバ…

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不調のどん底のディランの前に現れたイエス・キリスト

1979年11月1日。 ボブ・ディランはサンフランシスコのステージに立っていた。ツアーの幕開けとなるこの夜のコンサートで、ディランは初めて新作『スロー・トレイン…

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ハード・レインズ・ゴナ・フォール~ディランの手で蘇ったフォーク・バラッド

ボブ・ディランの名を世に知らしめたセカンド・アルバム「フリー・ウィーリン」には、3曲のプロテスト・ソングが収められている。 ひとつ目は誰もが知っている「風に吹か…

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ディランの音楽の中に潜むバディ・ホリーの魂

1959年1月31日。 ミネソタ州北東部の都市、ダルースにバディ・ホリーとクリケッツがやってきた。彼が飛行機事故で亡くなるのは2月3日だが、バンドのメンバーも、…

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