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TAP the POP

石浦 由高

1959年神奈川県横浜市生まれ。ライター/エディター。
アメリカに遊学、「Writing(執筆学)」を修める。長年、音楽と暮らす内、時代ととも生まれた歌詞の意味を読み解くことに、尽きせぬ楽しさを覚えるという。ワイン好き。

石浦 由高 が最近聴いてるアルバム

石浦 由高 の記事一覧

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「リキの電話番号」〜ドナルド・フェイゲンが電話番号を渡した憧れの人

ニューヨーク州アナンデール・オン・ハドソンに小さな単科大学がある。1860年創立のこの私立大学、バード・カレッジは、アメリカで最もリベラルな校風の大学として知ら…

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ダイアナ妃に捧げられた歌とマリリン・モンローの孤独

1997年9月13日。エルトン・ジョンがダイアナ妃の葬儀で歌った「キャンドル・イン・ザ・ウインド~ダイアナ元英皇太子妃に捧ぐ」が英国でシングルとして発売され、1…

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ボノの心を動かしたキング牧師の誇り

♪早朝 4月4日 銃声がメンフィスの空に響き渡り 「フリー・アット・ラスト」 あなたの命を奪い去った だが、あなたの誇り(プライド)を 奪い去ることはできなかっ…

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認知症の祖母を歌ったコステロとポールの「ヴェロニカ」

養護施設で暮らすひとりの老女は静かに、時の流れを見つめている。 ゆったりとした時の流れは、一枚一枚、木の葉が舞い落ちるように、静かに、だが確実に彼女の記憶を運び…

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エルヴィス・コステロに愛と平和を叫ばせたのは?

1979年。エルヴィス・コステロの3枚目となるアルバム『アームド・フォーセス』は、デビュー・アルバム『マイ・エイム・イズ・トゥルー』、セカンド・アルバム『ディス…

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エルヴィス・コステロの「レス・ザン・ゼロ」がもたらした衝撃

1977年。エルビス・コステロのデビュー・アルバム『マイ・エイム・イズ・トゥルー』のレコーディングのプロデューサーをつとめたのは、ニック・ロウだった。 当時、ま…

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天国への階段~欲しいものだけを手にしようとした女性の歌

70年代のロックソングの中で、シングルカットされることなくバンドの代表曲となったものといえば、真っ先に思い浮かぶのがこの歌だろう。 1971年にレッド・ツェッペ…

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ヒッピーの聖地へと向かう途中で生まれたレッド・ツェッペリンの「カシミール」

「私のお気に入りの1曲だ。詩的に、とてもポジティヴな歌だ」 ロバート・プラントは、レッド・ツェッペリンが1975年に発表した『フィジカル・グラフィティ』に収録さ…

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ロバート・プラントのブルースマンへの愛がつまった「胸いっぱいの愛を」

ロバート・プラントの父親が何故、ティーネイジャーになったばかりの息子をクラブに連れていったのかはわからない。 だがそれは1960年代初頭の話で、ロバートはそこで…

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レッド・ツェッペリンを監視する黒い犬

4作目となるアルバムを制作するにあたり、レッド・ツェッペリンのメンバーは、ハンプシャー州のヘッドリー・グランジにいた。 3階建ての石造りのこの建物は1960年代…

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「幻惑されて」に幻惑されたレッド・ツェッペリン

2010年、ひとりの男がジミー・ペイジを提訴した。レッド・ツェッペリンのファースト・アルバムに収録され、初期の代表曲となった「幻惑されて」が、彼の権利を侵害して…

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『地獄の黙示録』を観たジョー・ストラマーは何を思ったのか?

チャーリーはサーフィンなどしない すりゃいいのによ チャーリーはサーフィンなどしない いけないことだと考えてるのさ チャーリーはサーフィンなどしない ハンバーガ…

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