「本物の音楽」が持つ“繋がり”や“物語”を毎日コラム配信

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ジャックスから岡林信康に受け継がれていった「ラブ・ジェネレーション」とロック・スピリッツ

関西フォークの発信元となったインディーズのURCレコードで、ジャックス解散後に契約ディレクターとして働き始めた早川義夫は、1969年の晩秋にソロ・アルバム「かっ…

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伝説のグループと呼ばれたジャックスが歌と音楽に託した「悲しみ」

日本のロックの原点を築いたジャックスの早川義夫は、こんな言葉を残している。 歌は悲しいから歌うのだと思っている。寂しいから歌うのだ。人とは、違うから歌うのだ。何…

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山下達郎という職人の仕事から生まれた曲、「クリスマス・イブ」

妥協しない本物の職人の仕事は、積み重ねられていく日常のなかで使われることに価値がある。卓越した技と美を具現化した作品は、後世になって発見されることで、一気に評価…

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デビュー時にローリング・ストーンズから解雇された男~イアン・スチュワートの果たした偉大なる貢献

1962年10月から12月まで、キース・リチャーズとブライアン・ジョーンズは毎日8時間以上もレコードを聴いて、それを自分たちの楽器演奏で再現させようとしていた。…

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サム・クックが残したメッセージ・ソング「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム」

ゴスペル・クァルテットの最上級と目されていた名門グループ、「ソウル・スターラーズ」のリード・シンガーだったサム・クックは、1957年にR&Bのソロ歌手…

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シングル盤のB面に入っていた野坂昭如の「黒の舟唄」を歌い継いだ長谷川きよし

野坂昭如が歌ったシングル盤の「マリリン・モンロー・ノーリターン」は、1971年にコロムビアからレコード発売された。 しかし、時代のトリックスターのような立場にい…

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トリックスターとなった小説家、野坂昭如のために作られた「マリリン・モンロー・ノーリターン」

コマーシャルソングの祖とされる三木鶏郎門下でキャリアをスタートさせた桜井順は、今でも使われ続けている「お正月を写そう」(富士フィルム)を筆頭に、「ブタブタ子ブタ…

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ジョン・レノンの直感がもたらしたレコーディング技術によって完成した「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」

1966年の9月初旬から、ビートルズのメンバーはソロ・プロジェクトに挑戦し始めたので、滅多に顔を合わせることがなかった。 しかし、再集結して新しいアルバムのレコ…

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ボサノヴァで「イパネマの娘」を作った音楽家のアントニオ・カルロス・ジョビン

ブラジルで最も偉大な音楽家として愛されてきたアントニオ・カルロス・ジョビン(愛称トム・ジョビン)は、1994年12月8日に心不全のためニューヨークで死去した。6…

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GLIM SPANKY~はっぴいえんどの幻影が立ちのぼってくる「ガラスの林檎」

ロックとブルースを基調にした男女二人組のロック・ユニット、GLIM SPANKY(グリムスパンキー)が、NHKホールで10月12日に開催された「The Cove…

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ジャニス・ジョプリンの「ムーヴ・オーヴァー」をカヴァーしたGLIM SPANKY(グリム・スパンキー)~〈吐きすて〉の歌の系譜⑥

ジャニス・ジョプリンの遺作となったアルバム『パール』。その1曲目を飾っていた「ムーヴ・オーヴァー」は彼女の代表曲のひとつとして知られる。 終わったんだってあんた…

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「北帰行」~日本の叙情的な名曲はなぜ北へ北へと向かうのか?②

小林旭に「北帰行」を歌わせようと思いついたのは、コロムビア・レコードのディレクター、五木寛之の小説「艶歌」や「海峡物語」に登場する<艶歌の竜>のモデルとなった馬…

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