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五十嵐 正

1958年石川県生まれ。音楽評論家/翻訳家。
大学卒業後、故郷の金沢市で小さな輸入レコード店の店長として働き始める。東京の姉妹店に移ってまもなく執筆活動を開始。社会状況や歴史背景をふまえたロック評論から世界各国のフォークやワールド・ミュージックまでに健筆を奮う。著書に『スプリングスティーンの歌うアメリカ』(音楽出版社)。

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五十嵐 正 の記事一覧

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レイ・デイヴィス〜古き良き時代への渇望

キンクスといえば、1960年代のブリティッシュ・ロックを代表するバンドのひとつ。 1970年にも「Lola」が英米両国で大ヒットし、アルバム『Lola Vers…

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ブライアン・ウィルソン(ビーチ・ボーイズ)〜バスローブ姿で店番した心の闇

1969年のある夜、テッド・ノーランという雑誌記者がウェストハリウッドの通りに健康食品店を見つけた。暗い店内には客はおらず、バスローブをはおった奇異な姿の長髪の…

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ポール・マッカートニー〜アイルランドの血筋から生まれたヒット曲

リヴァプールは「アイルランドの真の首都」とか「東のダブリン」と呼ばれたりもする。それほどにアイルランドからの移民とその子孫の人口比が高いということだ。 だから、…

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ブルース・スプリングスティーンとクラレンス・クレモンズ〜永遠のミッシング・リンク

ブルース・スプリングスティーンの自伝的作品「Tenth Avenue Freeze-Out」(『Born To Run』収録)にはこう歌われている。「ビッグ・マ…

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ジョン・フォガティ〜南部色の底に潜むアイリッシュの源流

アメリカでアイリッシュが多い街といえば、東海岸のニューヨークやボストンがすぐに思い浮かぶ。しかし、実のところアイリッシュ・アメリカンの人口が最も多い州はカリフォ…

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スティーヴィー・ニックス〜幸運が運んできた別離

1975年5月26日、27歳の誕生日を迎えたスティーヴィー・ニックスは前年の同じ日を思い浮かべ、その1年のもたらした大きな変化を噛み締めていたはずだ。 1年前の…

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ニック・ロウ〜新曲は義父へのプレゼント

「ねえ、ニックがパパのために書いた曲を聴きに来てよ」 ニック・ロウは妻のカーリーン・カーターが父親と電話で話す声で目を覚ました。 電話の相手はカントリー音楽の巨…

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マイケル・スタイプ(R.E.M.)〜カレッジ・バンドからの脱皮

1987年、R.E.M.のアルバム『Document』は初の全米トップ10入りを果たし、「The One I Love」も全米第9位のヒットとなる。 R.E.M…

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サイモン&ガーファンクル〜世界の頂点、更なる冒険

1968年、サイモン&ガーファンクルは“世界の頂点”にいた。 その年に彼らは映画『卒業』のサントラとアルバム『Bookends』の2枚を全米ナンバーワンにしてい…

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カール・パーキンス〜男の美学が生んだ名曲

ジョニー・キャッシュとカール・パーキンスは、ともに55年にサン・レコードからデビューする。キャッシュがすぐに「Cry Cry Cry」のヒットを出したのに対して…

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ドン・ヘンリーとグレン・フライ〜相手に託した成功への歌声

1970年、ウェストハリウッドのクラブ、トルバドゥールのバーには、成功を夢見る若きミュージシャンたちが毎晩たむろしていた。 その中にグレン・フライとドン・ヘンリ…

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リンダ・ロンシュタットとイーグルス〜はじまりの場所、トルバドゥール

ウェストハリウッドにあるトルバドゥールは、70年代のカリフォルニア・サウンドの発祥地とも言える。その重要人物の大半が、このクラブに入り浸っていたからだ。 「トル…

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