「本物の音楽」が持つ“繋がり”や“物語”を毎日コラム配信

TAP the POP

長澤 潔

中国は大連生まれ。仕事に就いたのは、60年代末。雑誌のために、ミュージシャンのインタビューを始める。
そこで聞かせていただいたアーティストたちが本音が、その後の音楽理解に役に立っている。
その後、2誌のアメリカ提携誌の編集に携わり、休みさえあれば、自費でニューヨークへ。酒で度胸をきめて、深夜、音楽クラブのドアを開いた。いい時代に楽しませてもらったロックやポップスへの恩返しに、活字を使ったミュージックの道しるべのようなコンテンツになったらと夢みている。

長澤 潔 が最近聴いてるアルバム

長澤 潔 の記事一覧

月刊キヨシ

ジャズ・ドキュメンタリーの最高傑作 『真夏の夜のジャズ』

「貴族の庭でジャズ」 19世紀後半から20世紀初頭にかけて、一躍国力を高めたアメリカには、数多くの富豪たちが生まれた。ロードアイランド州大西洋岸の古い波止場町に…

月刊キヨシ

勝新太郎が弦の神となった一夜 ~スイス、ロシニエール山荘の奇跡

なぜ役者の道を選んだのかと聞かれて、「三味線弾きで終わりたくなかったから」と、勝新太郎は答えている。彼には「杵屋勝丸」というもうひとつの名前があった。 長唄三味…

月刊キヨシ

リオデジャネイロを舞台にした神話絵巻 「黒いオルフェ」

実は「古事記」の中にもあったのである。「古事記」は、日本で最初に完成した文学作品といわれ、その時代を生きた人々が使っていた日本語で書かれていて、原典は解読するこ…

月刊キヨシ

『ナッシュビル』ロバート・アルトマンが描いた迫真のミュージック・ドラマ ―ものみな歌でおわる―

24人のキャラクターを動かした「神の眼」 拡声器で大音量をふりまきながら、ナッシュビルの市街を走りぬける選挙カー。 映画「ナッシュビル」(Nashville/1…

TAP the STORY

ボブ・ディラン〜TV出演で、ディランの意外な悩み

1969年6月7日に始まった、ジョニー・キャッシュによるTV番組「ジョニー・キャッシュ・ショー」の第1回。 ゲストは28歳のボブ・ディランだった。 黒っぽい上下…

月刊キヨシ

母国イタリアのなまりを捨て、美しい英語で栄光をかちえた移民の子、フランク・シナトラ

『Frank Sinatora has a cold』シナトラ、風邪をひく うまいタイトルである。なにかと思わせておいて、風邪をひいたシナトラとは、「絵の具をな…

月刊キヨシ

ダンス・ミュージックから生まれた第二次大戦の歌 A Sentimental Journey

ポップスといえば、スウイング・ジャズだった1940年代。「ダンス・ホール」全盛の時代で、女性ボーカリストとビッグ・バンドが組むスタイルが定番だった。 1940年…

月刊キヨシ

日本のエレキギター・レジェンド、 田端義夫が生き抜いた時代

エレキ・ギターを横抱きに、拳を天に突きあげ、「オース!」。 トレードマークともなったパフォーマンスでステージを湧かせた人物が2013年4月25日にこの世を去って…

月刊キヨシ

アメリカの壁に挑んだゲイ・カップルの勇気 「チョコレートドーナツ」

気のいいドラッグ・クイーン、ルディ(アラン・カミング)は、日銭かせぎのしがない暮らし。 ある日ひやかしで店を訪れたひとりの男、ポールと恋におちる。 どうやら今度…

月刊キヨシ

タンゴ発祥の地はフィンランド? 映画『白夜のタンゴ』をめぐる波紋の真相

フィンランドといえば、ロシアとスウェーデンという大国に挟まれながらも、威圧を巧みにかわして、我が道を貫いてきた北欧の小国。 その背景には国民の教育水準の高さと負…

月刊キヨシ

「核なんて恐くない!」〜笑えないパロディ『アトミック・カフェ』

「唯一の被爆国と言うが、世界にはその日を祝った人たちもいた」 ある高名な文学者が、アジアで投げかけられた言葉である。それが事実であることは、映画『アトミック・カ…

月刊キヨシ

すりかえられた戦争~映画 「M★A★S★H」から生まれた名曲

気合を入れて見ていたはずの映画だったが、勘違いはあるものだ。 『M★A★S★H マッシュ』という作品をベトナム戦争を題材とした作品だと、なんとなく決め込んでいた…

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