「本物の音楽」が持つ“繋がり”や“物語”を毎日コラム配信

TAP the POP

長澤 潔

中国は大連生まれ。仕事に就いたのは、60年代末。雑誌のために、ミュージシャンのインタビューを始める。
そこで聞かせていただいたアーティストたちが本音が、その後の音楽理解に役に立っている。
その後、2誌のアメリカ提携誌の編集に携わり、休みさえあれば、自費でニューヨークへ。酒で度胸をきめて、深夜、音楽クラブのドアを開いた。いい時代に楽しませてもらったロックやポップスへの恩返しに、活字を使ったミュージックの道しるべのようなコンテンツになったらと夢みている。

長澤 潔 が最近聴いてるアルバム

長澤 潔 の記事一覧

月刊キヨシ

『ナッシュビル』ロバート・アルトマンが描いた迫真のミュージック・ドラマ ―ものみな歌でおわる―

24人のキャラクターを動かした「神の眼」 拡声器で大音量をふりまきながら、ナッシュビルの市街を走りぬける選挙カー。 映画「ナッシュビル」(Nashville/1…

TAP the STORY

ボブ・ディラン〜TV出演で、ディランの意外な悩み

1969年6月7日に始まった、ジョニー・キャッシュによるTV番組「ジョニー・キャッシュ・ショー」の第1回。 ゲストは28歳のボブ・ディランだった。 黒っぽい上下…

月刊キヨシ

母国イタリアのなまりを捨て、美しい英語で栄光をかちえた移民の子、フランク・シナトラ

『Frank Sinatora has a cold』シナトラ、風邪をひく うまいタイトルである。なにかと思わせておいて、風邪をひいたシナトラとは、「絵の具をな…

月刊キヨシ

ダンス・ミュージックから生まれた第二次大戦の歌 A Sentimental Journey

ポップスといえば、スウイング・ジャズだった1940年代。「ダンス・ホール」全盛の時代で、女性ボーカリストとビッグ・バンドが組むスタイルが定番だった。 1940年…

月刊キヨシ

日本のエレキギター・レジェンド、 田端義夫が生き抜いた時代

エレキ・ギターを横抱きに、拳を天に突きあげ、「オース!」。 トレードマークともなったパフォーマンスでステージを湧かせた人物が2013年4月25日にこの世を去って…

月刊キヨシ

タンゴ発祥の地はフィンランド? 映画『白夜のタンゴ』をめぐる波紋の真相

フィンランドといえば、ロシアとスウェーデンという大国に挟まれながらも、威圧を巧みにかわして、我が道を貫いてきた北欧の小国。 その背景には国民の教育水準の高さと負…

月刊キヨシ

「核なんて恐くない!」〜笑えないパロディ『アトミック・カフェ』

「唯一の被爆国と言うが、世界にはその日を祝った人たちもいた」 ある高名な文学者が、アジアで投げかけられた言葉である。それが事実であることは、映画『アトミック・カ…

月刊キヨシ

カリブの小国、ジャマイカ叛乱の唄 「ハーダー・ゼイ・カム」

カリブの海にはその昔、西欧諸国が競い合うように手に入れた島々が散らばっていた。地上の楽園と呼ばれ、景観こそ申し分なかったが、資源も産業も乏しい小国はいつまでたっ…

月刊キヨシ

すりかえられた戦争~映画 「M★A★S★H」から生まれた名曲

気合を入れて見ていたはずの映画だったが、勘違いはあるものだ。 『M★A★S★H マッシュ』という作品をベトナム戦争を題材とした作品だと、なんとなく決め込んでいた…

月刊キヨシ

消えた名作「センチメンタル・アドベンチャー」の謎

ザ・フォー・シーズンズを描いたブロードウェイのヒット・ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』の映画化を果たし、84歳にして独自の道を歩み続けるクリント・イーストウ…

月刊キヨシ

「愛のさざなみ」は、なぜロス・レコーディングされたか?~名ドラマー、ハル・ブレイン起用で島倉千代子をよみがえらせた浜口庫之助

オールマイティの才能 ステージに立ち、曲を作り、そして歌詞を書いた。遊び心にとんだ明るい人柄からハマクラさんの愛称で親しまれ、ヒット・メイカーとして数々の伝説を…

月刊キヨシ

ジョニー・キャッシュ〜ほつれかけの星条旗

次の大統領であるトランプが、アメリカはもはや、「世界の警察官」ではないと言い出したが、残念ながら介入で立ち直った国の噂は聞かない。(このコラムは2013年10月…

2 / 3123

SNSでも配信中

Pagetop ↑

トップページへ