「本物の音楽」が持つ“繋がり”や“物語”を毎日コラム配信

TAP the POP

長澤 潔

中国は大連生まれ。仕事に就いたのは、60年代末。雑誌のために、ミュージシャンのインタビューを始める。
そこで聞かせていただいたアーティストたちが本音が、その後の音楽理解に役に立っている。
その後、2誌のアメリカ提携誌の編集に携わり、休みさえあれば、自費でニューヨークへ。酒で度胸をきめて、深夜、音楽クラブのドアを開いた。いい時代に楽しませてもらったロックやポップスへの恩返しに、活字を使ったミュージックの道しるべのようなコンテンツになったらと夢みている。

長澤 潔 が最近聴いてるアルバム

長澤 潔 の記事一覧

TAP the STORY

ボノ(U2)〜お辞儀とエミューで結ばれた深い絆

「お辞儀っていうのを知ってるかい?」 ジョニー・キャッシュが、ナッシュビルの自宅にU2を初めて招き入れたとき、彼はボノにそう訊いた。 そして、二人は腰を折って挨…

TAP the DAY

インディアン戦士、アイラ・ヘイズが 硫黄島に星条旗を掲げた日

太平洋戦史上、最も熾烈な戦闘は、東京からおよそ1200キロメートル距離に位置する小笠原の硫黄島で戦われた。その島最高の擂鉢山の山頂に、一本の星条旗がひるがえった…

TAP the STORY

ジョニーキャッシュが働く男たちの歌でつづったフロンティアの物語

ジョニー・キャッシュには、後に三部作と称されるコンセプト・アルバムがある。 南部の黒人をテーマとした『ブラッド・スエット・アンド・ティアーズ Blood, Sw…

TAP the STORY

三面記事から生まれた不朽のスタンダード

カントリーとは、「馬を下りたカウボーイたちの唄」であるというザックリした言い方がある。 アメリカ西部に鉄道の槌音が響く頃、働き口を失ったカウボーイたちの中で、喉…

TAP the STORY

死ぬところを見るために人を撃った

生まれ故郷であるアーカンソー州ダイエスに職もなく、歌で身をたてようと心に決めたところで兵役にとられた。1950年7月、おりしも朝鮮戦争で緊迫する冷戦の只中に空軍…

月刊キヨシ

「ジャズの魂は売らない」 日野皓正~ブームに惑わされなかった不屈のスピリット

Ray-Banの売り場から、「Shooter」というモデルだけが根こそぎに消えた。 日野皓正がさりげなく鼻にのせていたからである。 ジャズ・メンが、ファッション…

月刊キヨシ

スミスとジョニーとカスバの女~歌のなかの異郷~

「本牧メルヘン」 歌っている鹿内孝は、ウエスタン・カーニバル出身のロカビリーの人気スター。曲を描いたのは、鹿内のバンド・ボーイからほどなく「ブルー・コメッツ」を…

月刊キヨシ

「国歌なんてもの歌うか歌わないかくらい、決めさせてくれよ」

オーストラリア、第二の国歌 唇の動きを読まれてまで歌わせられる国歌を持つ国民より、歌うなと言われても、つい口ずさんでしまう愛唱歌がたまたま国歌だったという国民の…

月刊キヨシ

独裁者の頭上に降った「レッツ・ダンス」

カダフィ、ベンアリ、ムバラク、そしてヤヌコビッチ……。ここ数年のうち、テレビで顔の知られた独裁者たちが民衆の前から次々と姿を消していった。 幕引きは様々だったが…

月刊キヨシ

「フランシーヌの場合」── 命にかえても伝えたいこと

■マララさん、難民のため女子校開校 18歳誕生日に訴え(朝日新聞デジタルより) 昨年のノーベル平和賞受賞者マララ・ユスフザイさんは12日、レバノンのシリア国境に…

月刊キヨシ

音楽の街、ルイジアナがあぶない! ハリケーンで街を追われる人々

その昔、ルイジアナはフランスだった。 名前の由来は1682年、この土地を発見した探検家がこの土地をルイ十四世に献上したことによる。 となると、ニューオルリンズが…

月刊キヨシ

あのジョニーはもういない

1万発の銃弾 南スーダンに展開中の韓国軍からの要請で、国連平和維持軍として日本から1万発の銃弾が供与された。2013年12月のことだ。1万発といえばどれほどの殺…

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