「本物の音楽」が持つ“繋がり”や“物語”を毎日コラム配信

TAP the POP

阪口 マサコ

1967年大阪府出身、兵庫県在住。
音楽プロデューサー故鈴木健士氏が設立したミュージックソムリエ協会の講座を経て、2014年にミュージックソムリエとなる。
音楽とともに美術、民藝、園芸、建築、阪神タイガースを愛する関西人。
ブログ「音楽は出会った時が“その時”です」/

阪口 マサコ が最近聴いてるアルバム

阪口 マサコ の記事一覧

ミュージックソムリエ

20歳の松本隆が書いた青春の風景~はっぴいえんど「春よ来い」

はっぴいえんどが結成されたのは1969年、今年で結成から55年が経つということになる。 彼らのファースト・アルバム『はっぴいえんど』のレコーディングは、1970…

TAP the DAY

同じ苦しみを抱える女性へ、ポジティヴなメッセージを送り続けたミニー・リパートン

ミニー・リパートンの名を知らなくても、この歌を一度や二度耳にしたことはあるだろう。「ラヴィング・ユー」は、天使の声と称される5オクターヴの高音域が美しい彼女の代…

ミュージックソムリエ

【魅惑のソウル・ヴォーカル⑧】ミニー・リパートン~パーフェクトなエンジェル・ヴォイス

天使がこの世に降り立ったのは、1947年11月8日だった。 シカゴのサウスサイドで、8人兄弟の末っ子として生まれたミニーは、幼い頃から非凡な音楽の才能を持ってい…

ミュージックソムリエ

今もなお世界的に広がり続ける細野晴臣の人気の秘密と『HOCHONO HOUSE』

2019年5月28日から6月3日までの日程で、アメリカ公演を終えたばかりの細野晴臣。各メディアがその盛況ぶりを伝えている。 5月29日のニューヨーク公演は即日完…

ミュージックソムリエ

キラキラしたあの時代がよみがえる~『Pacific Breeze : Japanese City Pop, AOR and Boogie 1976-1986』

音楽は時として時代を閉じ込めるタイムカプセルのようなものだ。 例えば、古いレコードに針を落とした瞬間、その時代の風景や空気感がぱぁっと目の前に広がり、さらには匂…

ミュージックソムリエ

もう青い瞳のソウルなんて言わせない~ダリル・ホール&ジョン・オーツ

ダリル・ホール&ジョン・オーツが、真のソウル・シンガーであることを証明したのは1980年代になってからだ。 ウィリアム・ペンが17世紀にアメリカでペンシルバニア…

ミュージックソムリエ

失意の中で慰めあって作った「追憶のメロディ」~ダリル・ホール&ジョン・オーツふたりの原点

ホール&オーツはRCAに移籍して1976年に「サラ・スマイル」をヒットさせたが、その勢いに乗る形でアトランティックは過去のシングル曲「追憶のメロディ(She’s…

ミュージックソムリエ

誤解が街の噂になった二人のシルヴァー・アルバム~ダリル・ホール&ジョン・オーツ

フィラデルフィアの大学で出会ったダリル・ホールとジョン・オーツは、名門スタジオ、シグマ・サウンドのセッション・ミュージシャン等の経験を経てアトランティック・レコ…

ミュージックソムリエ

苦悩に染められたレディオヘッドの「Creep」は、ファンにも彼らにとってもスペシャルな1曲に

英国の階級は大まかに上流階級(アッパー・クラス)、中流階級(ミドル・クラス)、労働者階級(ワーキング・クラス)の3つに分かれ、それぞれが閉鎖的だ。 1990年代…

ミュージックソムリエ

アルコール中毒者の現実に向けられたギル・スコット=ヘロンの眼差し「ザ・ボトル」

ごらん、あの娘はボトルでワインを飲んだりする前はいい娘だったんだ 薬物依存、アルコール依存がなくならない。 今までにも薬物依存等による事故で命を落としたミュージ…

ミュージックソムリエ

革命はテレビではやらないんだ 革命は再放送もないんだぜブラザー、革命は生(ライブ)なんだ~ラップの始祖ギル・スコット=ヘロン

1950年代、アメリカのニューヨークではアレン・ギンズバーグやジャック・ケルアックらによる詩の朗読=ポエトリー・リーディングが文化的な盛り上がりを見せ、彼らはビ…

ミュージックソムリエ

青い衝動を封じ込めたザ・ブルーハーツのデビュー・アルバム『THE BLUE HEARTS』

1980年代の初め頃、「ザ・コーツ」というモッズバンドで活動していた甲本ヒロト(以下、ヒロト)と、同じくモッズバンドの「ザ・ブレイカーズ」で活動していた真島昌利…

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