「本物の音楽」が持つ“繋がり”や“物語”を毎日コラム配信

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中島みゆきが「タクシードライバー」という歌の中に取り上げた「アローン・アゲイン」

「アローン・アゲイン(ナチュラリー)」は、アイルランド人のシンガーソングライター、ギルバート・オサリヴァンの楽曲。1972年にリリースされると、口ずさみやすいメ…

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第1回日本レコード大賞を逃したエロティックな歌謡曲「黄色いさくらんぼ」

美空ひばり、都はるみ、北島三郎、五木ひろしなどの代表曲を書いた作詞家の星野哲郎は、「演歌の父」とも言える存在だったが、最初の大ヒット曲は少しエロティックなポップ…

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浜口庫之助が選んだ人生への思いが込められていた石原裕次郎の「粋な別れ」

1987年に52歳の若さで亡くなった石原裕次郎について、ソングライターの浜口庫之助は著書「ハマクラの音楽いろいろ」のなかでこのように述べている。 人間の一生には…

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石原裕次郎に頼まれて浜口庫之助が作った「夜霧よ今夜も有難う」

1966年に山中湖畔のゴルフ場で、作曲家の浜口庫之助が石原裕次郎と会ったのは、まったく偶然のことだった。 浜口はその日、山梨県警の本部長と公正取引き委員会の知人…

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吉田拓郎と岡本おさみとの闘争から生まれた「望みを捨てろ」~〈吐きすて〉の歌の系譜⑧

岡本おさみとのソング・ライティングについて、吉田拓郎は「あの頃いつも俺は不愉快だった(笑)」と述べていた。 ここでいう「あの頃」とは、岡本とのコンビを組んでつく…

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吉田拓郎の「まにあうかもしれない」は岡本おさみによる吐きすてタンカだった〜〈吐きすて〉の歌の系譜②

岡本おさみが言うところの〈吐きすて〉の歌の元祖を海外に求めれば、真っ先に名前が挙がるのはボブ・ディランであり、ビートルズのジョン・レノンやローリング・ストーンズ…

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追悼・岡本おさみ① 詩集『ビートルズが教えてくれた』から生まれた森進一の「襟裳岬」

ビクターレコードの創立50周年を記念する企画で、フォークソング・ブームを巻き起こしていたシンガー・ソングライターの吉田拓郎と作詞家の岡本おさみのコンビよって、若…

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ビートルズが『ジューク・ボックス・ジュリー』で「HIT」のカードを上げた曲「ヒッピー・ヒッピー・シェイク」

イギリスBBCの音楽番組『ジュークボックス・ジュリー』は、発売される新曲を聴いて審査員が評価するという内容で、新曲がヒットするかどうかをジュークボックスで聴いて…

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バート・バカラック育ちの椎名林檎

80歳を迎えたバート・バカラックの来日公演は、2008年2月に東京国際フォーラムで行われた。 「2008年の来日公演を家族と観ました。後から親戚も観ていて泣いた…

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椎名林檎「丸の内サディスティック」~昭和の「東京行進曲」にもつながっている、どこか扇情的なご当地ソング

椎名林檎の担当ディレクターだった東芝EMIの篠木雅博は、デビューに向けて楽曲制作の準備に入っていた頃、現場での仕事を減らしてプロデューサー的な立場に移行しつつあ…

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自衛隊の市ヶ谷駐屯地で自決を遂げた日に三島由紀夫が歌った「唐獅子牡丹」

三島由紀夫が自衛隊の市ヶ谷駐屯地において東部方面総監室を占拠し、憲法改正のために自衛隊の決起を呼びかけた後で、覚悟の自決を遂げたのは1970年11月25日のこと…

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アメリカから輸入したフォークソングに演劇や現代詩を結びつけた小室等と六文銭の「雨が空から降れば」

小室等は、日本にまだ「フォークソング」という呼び名がなかった頃に、キングストン・トリオの「トム・ドゥーリー」を聴いてギターを始めた。 1960年代の初頭にやって…

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