「本物の音楽」が持つ“繋がり”や“物語”を毎日コラム配信

TAP the POP

石浦 由高

1959年神奈川県横浜市生まれ。ライター/エディター。
アメリカに遊学、「Writing(執筆学)」を修める。長年、音楽と暮らす内、時代ととも生まれた歌詞の意味を読み解くことに、尽きせぬ楽しさを覚えるという。ワイン好き。

石浦 由高 が最近聴いてるアルバム

石浦 由高 の記事一覧

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「恋に落ちる」時、名曲は生まれる~エルトン・ジョンとバーニー・トウピン

賢者曰く 今日は雨模様 そのかすれ声は 眠たげな地下鉄の スピーカーから 滴り落ちていく 「幼き恋の日々」(原題「ウィー・オール・フォール・イン・ラブ・サムタイ…

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派手な衣装を纏うエルトン・ジョンにバーニー・トウピンが重ねた世界

ベニー、鋭い感覚を持った彼女 エレクトリック・ブーツにモヘアのスーツ 雑誌で読んだことがあるのさ ブ・ブ・ブ・ベニーとジェッツ  1973年。  エルトン・ジョ…

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同性から支持を集めるカントリー歌手だったケニー・ロジャースのイメージを180度変えた「レイディ」

2017年10月25日。ナッシュヴィルには様々なミュージシャンが、その男の最後のステージを祝うために集まっていた。 1938年、テキサスに生まれた男はカントリー…

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秋の夜長に聴きたくなるポール・ロジャースの歌声

フリー。1969年にデビューした彼らは、母国イギリスでも伝説のバンドとして語られることが多いが、日本でも熱狂的なファンが少なくない。 ブルース・バンドの人気が高…

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オン・ザ・ビーチ~夏の太陽が焼付けた2つの光景

この季節、忘れてはいけないタイトルが「オン・ザ・ビーチ」だ。 イギリスの人気歌手、クリフ・リチャードがこのタイトルの曲をアビー・ロード・スタジオでレコーディング…

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クリス・レアが描く夏の終わりの大人の恋

暦のページが夏から秋へとめくられると、燃え上がるような過ぎ去りし夏の恋を追想するような歌が聞こえてくる。 夏の恋、というと青春の特権のように思えるが、大人だって…

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エスケイプ~短編小説のような詩の世界

時代はSNSである。見ず知らずの誰かと誰かを、ネットワークが繋ぎ、新たな出会いが生まれる。 だが、そんな世界を1970年代の最後に歌った男がいる。ルパート・ホル…

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自由を愛し、俳優やミュージシャンに愛されたレストランで生まれたイーグルスの「至上の愛」

サンタモニカ・ブールヴァード沿いにあるそのレストランは「ダン・タナス」という。ダン・タナの店、という意味だ。 ダン・タナスは、イーグルスが『オン・ザ・ボーダー』…

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「オールウェイズ・ラヴ・ユー」が生まれた背景

1992年11月28日。ホイットニー・ヒューストンの「オールウェイズ・ラヴ・ユー」は、ヒット・チャートの1位に昇りつめると、14週間、その地位を保った。 ホイッ…

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デヴィッド・ボウイが歌った「チャイナガール」の正体とは?

デヴィッド・ボウイが、イギー・ポップとともに「チャイナガール」を書いたのは、1970年代中頃、ベルリンでのことだ。当時、イギー・ポップはベトナム美人、クエラ・グ…

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バラード・グループへの変貌を余儀なくされたシカゴ。その時、ホーン・セクションは。。。

♪ もし君が今去っていくというのなら   それは僕の大部分を持ち去っていくに等しい   ノー、ベイビー   行かないでおくれ ♪ 1976年、シカゴのベーシスト…

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グレン・フライ追悼~別れの言葉は「テイク・イット・イージー」

1970年にドン・ヘンリーと出会ったグレン・フライは、リンダ・ロンシュタットのバックをつとめたことをきっかけにイーグルスを結成する。そして彼が選んだ居場所が、エ…

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