「本物の音楽」が持つ“繋がり”や“物語”を毎日コラム配信

TAP the POP

石浦 由高

1959年神奈川県横浜市生まれ。ライター/エディター。
アメリカに遊学、「Writing(執筆学)」を修める。長年、音楽と暮らす内、時代ととも生まれた歌詞の意味を読み解くことに、尽きせぬ楽しさを覚えるという。ワイン好き。

石浦 由高 が最近聴いてるアルバム

石浦 由高 の記事一覧

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暗く、寒い日々の中でジョージ・ハリスンが待ち望んだもの

♪ ほら、太陽が顔を出した ほら、太陽が顔を出した 最高な気分さ ♪ イギリスの冬は暗く、長い。だからこそ、春の日差しを待ちわびるのだ。 ジョン・レノンも「アイ…

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ジョージ・ハリスンと古代中国の教えをつなぐものとは?

2010年、ロンドン郊外。ウェイブリッジの広大な敷地内にある邸宅を改装しようとした建築業者が、庭の芝生を掘り起こしたところ、革の袋に入ったガラス瓶の残骸を見つけ…

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ギブ・ミー・ラブ~ジョージ・ハリスンはあの世で何を想っているのか

ロック・ミュージシャンといえば、過去でもなく未来でもなく、ただこの瞬間を生き切っているようなイメージがあるのだけれど、実は多くのアーティストが、前世について歌っ…

Extra便

【追悼・レナード・コーエン】遺作で繰り返される「Hineni」という言葉

2016年11月7日、レナード・コーエンが82歳でこの世を去った。その最後の置き土産として残されたのが、同年10月21日にリリースされたばかりの遺作『You W…

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レナード・コーエンが冷戦の狭間にあったポーランドで語った「二本の足」

1985年3月22日。久しぶりにポーランド、ワルシャワのステージに姿を現したレナード・コーエンは、こう話し始めた。 「久しぶりだ。長いこと、コンサート・ホールに…

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ボジョレーヌーヴォーを飲みながら、ビリー・ジョエルを

♪白のボトル、赤のボトル いや、それともロゼでもいいかな あの懐かしい店の 通りに面した席を予約するから 君とふたり、フェイス・トゥ・フェイスでね♪ 「イントゥ…

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死という運命の中で愛とともに踊り続ける人間たち

ララー ララララ、ララー 叙情的な女性のコーラスに哀愁を帯びたバイオリンのメロディーが絡んでいく。そして。。。 ♪燃え上がるバイオリンの調べとともに あなたの美…

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あまりに官能的なプラトニック・ラブ

レナード・コーエンを世に知らしめることとなった「スザンヌ」。この曲にはモデルとなった女性がいたことを、レナード・コーエンは明かしている。 「スザンヌは私の友人の…

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なぜフレディ・マーキュリーは「伝説のチャンピオン」を複数形にしたのか

♪ウィー・アー・ザ・チャンピオンズ マイ・フレンド♪ フレディー・マーキュリーが書いた「伝説のチャンピオン」は、試合後、勝者を讃える歌として数多くの競技場で歌わ…

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クイーンの名曲「キラー・クイーン」に潜む甘い罠

「この曲は、完璧なポップソングであり、フレディが書いた偉大な曲の一つに数えられるだろう。そして私も、あのようなギターソロを弾けたことを光栄に思っている」 200…

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“スマイル”の先にフレディ・マーキュリーが見たもの

1970年6月27日。英国の南西部突端にあるトゥルーロ・シティ・ホールのコンサートに、彼らはそれまでと違う名前で現れた。 ブライアン・メイがロジャー・テイラーら…

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疲れと乾きの中でディランが心惹かれた「色」-Just Like A Woman-

♪彼女は女の如く奪い、そうさ 彼女は女の如く愛を交わし、そうさ そして彼女は女の如く痛みを感じる だが、少女のように わっと泣き出すのだ ♪ 1965年。アコー…

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