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TAP the POP

石浦 由高

1959年神奈川県横浜市生まれ。ライター/エディター。
アメリカに遊学、「Writing(執筆学)」を修める。長年、音楽と暮らす内、時代ととも生まれた歌詞の意味を読み解くことに、尽きせぬ楽しさを覚えるという。ワイン好き。

石浦 由高 が最近聴いてるアルバム

石浦 由高 の記事一覧

TAP the ROOTS

晩年に復活したロイ・オービソンの偉大なる歌声

♪ 孤独でいることには もう飽き飽きしたのさ 私にはまだ 愛を与えられるのに ♪  1988年。ロイ・オービソンがトラヴェリング・ウィルベリーズのメンバーとして…

TAP the ROOTS

悪魔を憐れむ歌~小説から蘇った悪魔

クリーンなイメージのビートルズに対して退廃的なバッドボーイ、ストーンズという図式を決定づけた曲のひとつが「Sympathy for the Devil」(「悪魔…

TAP the ROOTS

暗く、寒い日々の中でジョージ・ハリスンが待ち望んだもの

♪ ほら、太陽が顔を出した   ほら、太陽が顔を出した   最高な気分さ ♪ イギリスの冬は暗く、長い。 だからこそ、春の日差しを待ちわびるのだ。 ジョン・レノ…

TAP the ROOTS

ギブ・ミー・ラブ~ジョージ・ハリスンはあの世で何を想っているのか

ロック・ミュージシャンといえば、過去でもなく未来でもなく、ただこの瞬間を生き切っているようなイメージがあるのだけれど、実は多くのアーティストが、前世について歌っ…

TAP the ROOTS

なぜフレディ・マーキュリーは「伝説のチャンピオン」を複数形にしたのか

♪ ウィー・アー・ザ・チャンピオンズ マイ・フレンド ♪  フレディー・マーキュリーが書いた「伝説のチャンピオン」は、試合後、勝者を讃える歌として数多くの競技場…

TAP the PIC

ニュー・イヤーズ・デイ

「戦場に軍隊を並べることの愚かさについて歌ったんだよ」 アイルランドのロックバンド、U2の出世作となったアルバムといえば『War』(1983年)。 これは「Ne…

TAP the ROOTS

名プロデューサー、ナイル・ロジャースによって歌詞を変えられたINXSの「オリジナル・シン」

1960年代がアメリカの若者にとって革命の10年だったように、オーストラリアの若者にとっては、1970年代は新しい季節だった。 若者たちは、大学近くの安アパート…

TAP the ROOTS

“変わらない”ものを探していたニール・ヤングが牧場で出会った「オールド・マン」

 1971年。  2月上旬の寒い日、ニール・ヤングはナッシュヴィルにいた。トニー・ジョー・ホワイト、ジェイムス・テイラー、リンダ・ロンシュタットらと一緒に、人気…

TAP the ROOTS

レナード・コーエンが死の直前に贈ったマリアンヌへのラブレター

1967年12月27日。  詩人、小説家からシンガーへの転身をはかったレナード・コーエンのデビュー・アルバム『ソングス・オブ・レナード・コーエン』が発売された。…

TAP the ROOTS

あまりに官能的なプラトニック・ラブ

レナード・コーエンを世に知らしめることとなった「スザンヌ」。この曲にはモデルとなった女性がいたことを、レナード・コーエンは明かしている。 「スザンヌは私の友人の…

TAP the ROOTS

ポール・ウェラーがシティという聖地で目撃した「若者の理想像」

 イデア。  それはアイディアという言葉の語源となるギリシア語で、プラトンが使ったことで有名だ。我々が暮らす現象世界とは別の、イデア世界があり、我々が目にするも…

TAP the ROOTS

エリザベス・リードの足取りを辿って

 デレク・アンド・ザ・ドミノスの「レイラ」に参加したことで、一気にデュアン・オールマンの名声は高まった。ギターの神とも呼ばれたエリック・クラプトンがアメリカン・…

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