ママズ・ガン

エリカ・バドゥのアルバム・タイトルからその名を取ったという、ロンドン出身の5人組＝ママズ・ガン。

コリーヌ・ベイリー・レイのデビュー・アルバムに参加し、まずはソングライターとしての才能を認められ、ZOMBA MUSICPUBLISHINGと作家契約を結んだ、アンディ・プラッツ。ボーカル／プロデュースなどマルチに手がける彼を中心に結成されたママズ・ガンは、2009年にアルバム『Routes to Riches』でデビュー。ジャミロクワイやマルーン5を連想させる、ファンク／ソウルを基調としたバンド・スタイルは人気を博し、UK本国はもちろん、日本でも「House On A Hill」がFMでパワープレイされヒットした。

3年ぶりとなる彼らのニュー・アルバム『Cheap Hotel』。なんと言っても耳を奪うのは、アンディのソングライティング。なんと山下智久やEvery Little Thingなど日本のアーティストにも楽曲提供しているという彼のキャッチーなメロディの数々が、幅広いジャンルをクロスオーバーさせるセンスと卓越した演奏力で、さらにカラフルさを増していく。ダフト・パンク「Get Lucky」やファレル・ウィリアムス「Happy」に通じるトレンドを汲みながら、脈々と続くUKソウルの系譜にフレッシュな風を吹き込んでいる。