2015年12月に惜しまれながら解散した〈PE’Z〉の中心人物であった、トランペット奏者のOhyama”B.M.W.”Wataru。彼とマヌーシュ・ジャズのギタリスト手島大輔を中心に、2014年夏に結成されたBimBomBam楽団。上記二人に加え、ヴァイオリンのTajimi”M.J”Tomotaka、ベースのヤマトヤスオ、パーカッションの奥田真広の5人によって活動する彼らは、『食事と人と音楽が溶け合う空間』というコンセプトのもと、レストランなどで生音ライブを展開するなど、生活と密着して響く音楽を奏でてきたインスト・バンドだ。

2015年8月、自主制作によるミニ・アルバム『BimBomBam』をリリース。同年12月にはバンド自身が立ち上げたmeal me(e)t musicよりデビュー・アルバム『ナミウサギ』を発表した。ジャンゴ・ラインハルト＝ステファン・グラッペリ直系のジプシー・スウィングを基調にラテン、マリアッチなど多彩なジャンルをミックスさせた彼らの音楽は、小編成の利を活かしたアンサンブルの上でトランペット、ギター、ヴァイオリンが踊るように流麗なソロを聴かせながら、ポップな聴後感に着地している。

東京という街だからこそ生まれた新感覚のジプシー・ジャズが、日々の暮らしに鮮やかな彩りを与えてくれることだろう。

BimBomBam楽団
『ナミウサギ』

（meal me(e)t music）

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