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WUJA BIN BIN

2014.04.28

不思議な語感のバンド名は、カエターノ・ヴェローゾの曲に「ウジャビンビン」と歌ってるように聴こえる曲があったから付けたのだという。ジャンルも言語も関係なく、自分が気持ち良く聴こえたように解釈してしまう「空耳」感覚。そんな自由なフィーリングは、そのままWUJA BIN BINという規格外のビッグバンドが奏でる音楽に通じる。

BEAT CRUSADERSなどで活躍したケイタイモ(ベース)がバンマスとなり、彼の妄想の中から生まれた楽曲を具現化するために結成されたというWUJA BIN BIN。ホーンアレンジとスコア起こしを一手に引き受けるサックスのゴセッキー(在日ファンク他)を筆頭に、トランペットの類家心平(菊地成孔ダブ・セクステット他)、フルートのNARI(SCAFULL KING他)、キーボードの野村卓史(グッドラックヘイワ他)と中村圭作(kowloon、木村カエラ他)、パーカッションの高田陽平(Orquesta Nudge! Nudge!他)、ヴィブラホンの山田あずさ(渋さ知らズオーケストラ)ら、いずれも異なるシーンで活躍し、強烈すぎる個性を放つミュージシャンばかりが集まった。

2012年にファースト・アルバムをリリースすると、その一筋縄ではいかないカオティックなサウンドが話題を呼ぶ。ギターレスの編成で、なおかつ歌詞を排除した楽曲が並ぶWUJA BIN BINの音楽は、逆立ちしてもポピュラーなスタイルとは言えない。13人編成というビッグバンドのスタイルからして、現代のシーンに逆行するような非効率さだ。複雑に入り組んだ構成に男女混声の高速スキャットが絡みあい、目まぐるしく風景が変わっていく。その音の向こう側からはフランク・ザッパやセルジオ・メンデス、デューク・エリントンにヘンリー・カウ、パウル・ヒンデミットから、果ては浜口庫之助とシンガーズ・スリーあたりまで、さまざまな音楽が透けて見えてくるようだ。

新作の『INAKA JAZZ』というタイトルにあるように、いろんな音楽の〈本場〉からは離れた場所で誤解と妄想を重ねながら、原型を留めないぐらいに勝手に発酵してしまったような、WUJA BIN BINの音楽。それはとてつもなくプログレッシヴでいながら、とてつもなく人懐っこい。


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WUJA BIN BIN
『INAKA JAZZ』
(HIGH WAVE)

WUJA BIN BIN official website
http://www.keitaimo.com/wb_index.html

WUJA BIN BIN「SHORT REHEARSED EXHIBITION」 MV

WUJA BIN BIN「NUCLEAR SCIENCE」 LIVE(ファースト・アルバム収録曲)

WUJA BIN BIN「SAFE DRIVING」 MV(ファースト・アルバム収録曲)

WUJA BIN BIN “BETRAYAL” INAKA JAZZ 発売記念編 
5月31日(土)愛知・名古屋Live & Lounge Vio
(w/egoistic4leaves 他)
6月1日(日)大阪・心斎橋FANJ twice
(w/溺れたエビの検死報告書)
6月13日(金)東京・渋谷TSUTAYA O-nest
*WUJA BIN BIN ワンマンLIVE

詳細は WUJA BIN BIN official website をご確認ください。

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