♪ 朝が新たな日を切り開いた
世の初めさながらに ♪
キャット・スティーヴンスは、賛美歌「世の初めさながらに」をもとに、この「雨に濡れた朝」(原題「モーニング・ハズ・ブロークン」)を仕上げています。「世の初めさながらに」は、19世紀の童話作家メアリー・ファージョンが古いケルト民謡に言葉(英語)を載せたものです。
賛美歌は当然のことながら、神を賛美する歌。だからなのか、ニール・ダイヤモンドはこの曲をクリスマス・アルバムの中の一曲として歌っているのです。
【朝】
この文字の中に何故「月」があるのか、不思議に思ったことはありませんか?
文字の左側には、+と日と+。どうやら左側は日の出を表現しているようです。朝とはきっと、夜と朝がすれ違うさまをいうのでしょう。だからこそ、王様は自らを太陽になぞらえて「王朝」という言葉ができたのです。自らの権力が続く期間とは、太陽が照り輝く時、ということですね。
【元旦】
元旦と元日の違いはなんでしょう。
元日は文字通り、初めの日。では、元旦は? “_”は地平線を表現しているとされています。地平線から昇る太陽が「旦」というわけです。
日本だけでなく、世界中の人々が初めての太陽、初めての朝を大切にし、祈りを捧げてきました。冬至。それは太陽が死ぬ日です。そしてまた、新たな太陽が生まれます。
伊勢志摩サミットが開かれることでも話題を集めている伊勢神宮では、冬至の日、宇治橋にたくさんの人々が集まります。その日、宇治橋から大鳥居を結ぶその先に、太陽が昇るのです。
そう、伊勢神宮の鳥居は、冬至の日に太陽を孕み、出産するような位置に、あえて建てられたわけです。古代の人々の叡智には驚かされますね。
同じように世界の遺跡を調べてみると、太陽の動きと深い関係にあることがわかります。そして、中東の地では、イエスという名の聖者が生まれる前から12月25日が「新しい太陽が生まれる日」とされてきました。
ニール・ダイヤモンドがこの歌をクリスマス・ソングとして歌うことは、不思議なことではなかったのです。
♪ 朝が新たな日を切り開いた
世の初めさながらに ♪
新たなる年。幸多からんことを。
新たなる太陽に祈りを込めて。
PS 邦題、ダメですね(^^;;
・ニール・ダイアモンド




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