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サラ・ヴォーンを偲んで〜天才歌手の足跡と、ちょっと素敵なララバイ(子守唄)エピソード

2021.04.03

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1990 年 4 月 3 日、天才歌手サラ・ヴォーンの訃報が伝えられ、多くの音楽ファンがその死を惜しんだ。
彼女はその生涯を通じて、歌と共に酒も煙草も豪快に楽しんだというが…最期は末期の肺癌に冒され、ロサンゼルス市内の病院にて66年間の生涯に幕を降ろすこととなった。
今日はビリー・ホリデイやエラ・フィッツジェラルドと並んで“ジャズ界の至宝と”と呼ばれた彼女の若き日の足跡と、ちょっと素敵なエピソードをご紹介します。



豊かな声量と、オペラ歌手にも引けを取らない幅広い音域、そして超絶的なスキャットや大胆なフェイクで、ジャズヴォーカルの頂点に君臨した彼女。
その息もつかせぬバップスキャットは、ピアニストとしての知識と技量に培われたものだったという。
ジャズナンバーはもちろんのこと、ビートルズ、そしてカーペンターズの曲まで、ジャンルに捕らわれることなく歌いこなすセンスとテクニックに多くの音楽ファンが魅了された。
ジャズ歌手の枠を超越した“ザ・シンガー”と賞賛され、ハリウッドのウォーク・ オブ ・ フェイムにもその名前が刻まれているという。
エラ・フィッツジェラルドは彼女のことを“世界で最高の歌う才能”と呼んだ。
ジャズ評論家、レオナード・フェザは彼女をこんな言葉で賞賛している。

「バップの時代から出た最も重要な歌手だ!」



1924年、彼女はニューヨークに近いニュージャージー州ニューアークで生まれた。
7歳からピアノを習い、その後、地元の教会のオルガン奏者兼聖歌隊員となる。
1942年、18歳になった彼女は、憧れていたアポロ劇場のコンテストで優勝し、同劇場での出演チャンスを摑む。
噂を聞きつけた人気歌手のビリー・エクスタインが彼女の才能に惚れ込んだという。
ビリー・エクスタインといえば、当時フランク・シナトラが白人男性ボーカルの代表だとすれば、黒人でもっとも有名な歌手の一人として知られていた人物。
彼女は二十歳を迎えた1944年に、エクスタインが新たに結成したビ・バップ・バンドに参加することとなる。
同バンドには、次世代のスターとなるジャズメンたち(チャーリー・パーカー、ディジー・ガレスピー、マイルス・デイヴィス、ファッツ・ナヴァロ、デクスター・ゴードン、アート・ブレイキー)が在籍していた。
わずか一年程の在籍期間だったが、彼女はこのスーパーバンドを通じて大きな成長を遂げることとなる。
自らの声を楽器になぞらえ、歌詞の内容や文字数にとらわれずに自由にアドリブを展開する“スキャット唱法”を完璧にマスターしたのだ。
翌1945年にエクスタインのバンドを辞め、ソロ歌手としてのキャリアをスタートさせた彼女は、ジャズシーンに新風を吹かせる存在となってゆく…


それは1980年代に開催された彼女の来日公演で起きた出来事だった。
チケットも完売となった公演当日の開演前…客席では200人程のファンが彼女の登場を待ちわびていた。
いよいよ幕が上がり、ステージ上に彼女が登場し、大きな拍手が沸き起こったその時、会場内に赤ちゃんの泣き声が響き渡る。
その声は前方に座っていた夫婦連れの席からだった。
会場の空気は「ジャズコンサートに赤ちゃんを連れてくるなんて周りへの配慮が足りないのでは?」と、決して好意的なものではなかったという。
事情はわからないが、その夫婦にとっては(赤ちゃんを連れてまでして)彼女の歌を聴きにくるのには、なにか特別な理由があったのかもしれない。
慌てて赤ちゃんを連れ出そうとして母親が席を離れようとした瞬間だった。
スポットライトの中にいたサラ・ヴォーンがステージから降りて、微笑みながら赤ちゃんと母親のところまで歩み寄って行った。
200人の観客とバンドメンバーやスタッフが注目する中、彼女は赤ちゃんに向かって子守唄を歌い出したのだ。
すると、今まで泣いていた赤ちゃんがスヤスヤと眠ってしまったという。
彼女はその夫婦に優しくうなずくような仕草をみせてステージの上に舞い戻り、何ごともなかったかのようにいつも通りの最高のステージで客席を楽しませた。
そんなエピソードから、彼女の人柄と歌手としての器の大きさを感じずにはいられない。

♪Lullaby of Birdland(バードランドの子守唄)



こちらのコラムの「書き手」である佐々木モトアキの音楽活動情報です♪
宜しくお願い致します。






【山部“YAMAZEN”善次郎×佐々木モトアキ ダブルネーム弾き語りTOUR
“ちょっと長い関係の歌旅2021”】


2月20日(土)福岡 Bassic.  
2月21日(日)札幌 Beggars Harlem 
2月27日(土)新潟 Live Bar Mush
2月28日(日)下北沢 Laguna(限定20名入場可+配信ライブ)
3月12日(金)久留米 農と音
3月13日(土)熊本・八代 7th chord 
3月14日(日)大牟田 陽炎
3月16日(火)行橋 Memphis
3月18日(木)東広島 pasta amare  
3月19日(金)大阪 新世界ヤンチャーズ
3月20日(土)静岡・御前崎 Cook House椿
3月21日(日)名古屋 ROLLINGMAN
4月3日(土)山形 ヱレキ酒場オリハント 
4月4日(日)秋田 カウンターアクション 
4月8日(木)長崎 R-10 
4月10日(土)和歌山 OLD TIME
4月11日(日)所沢 音楽喫茶モジョ 
4月12日(月)横浜 Bar Take’s
4月15日(木)小郡 ジラソーレ〜8周年記念スペシャルライブ〜
4月16日(金)愛媛 スタジオOWL
4月17日(土)徳島 デラシネ
4月18日(日)高知 A’bar
4月21日(水)福岡 Bassic.(限定15名入場可+配信ライブ+TOUR総括スペシャルトーク&スライドショー)


↓チケットご予約&公演詳細はこちら
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12634659162.html






【佐々木モトアキ独り唄いTOUR“歌ものがたり2021”春夏】


5月1日(土)岡山Desperado 
5月2日(日)島根(出雲)Bar Soul  
5月3日(月・祝)鳥取(米子)シンワンメイク
5月4日(火・祝)昼-鳥取(米子)スナックCandy  
5月4日(火・祝)夜-鳥取(米子)LiveたちQ赤ラベル
5月8日(土)山口(下関)T-Gumbo 
5月9日(日)福岡(みやま)柿原酒店 
5月16日(日)茨城(水戸)音食座敷 開化亭
5月22日(土)青森Be on cafe 222  
5月23日(日)盛岡FEELGOOD 
5月28日(金)京都 夜想
5月29日(土)兵庫(宝塚)IL grazie
5月30(日)八幡DELSOL café
6月5日(土)広島OK鉄板
6月6日(日)佐賀LIVE BAR雷神 
6月12日(土)埼玉(新座)エアストリームカフェ
6月13日(日)新潟(三条)Gallery Bar Veronica 
6月25日(金)群馬(前橋)Cool Fool 
6月26日(土)東京(高円寺)MOONSTOMP
6月27日(日)埼玉(川越)大黒屋食堂  
7月3日(土)田川Diamond Moon
7月4日(日)行橋Rock ‘n Roll Bar Memphis 
7月6日(火)福岡(薬院)遊来友楽 
7月10日(土)熊本(八代)bar 7th chord
7月11日(日)山口(柳井)みんなの広場 Live Village 
7月16日(金)蒲郡Chot Bar VOODOO LOUNGE
7月17日(土)名古屋 喫茶ニューポピー 
7月18日(日)浜松(弁天島)LIVE & DISCOマルガリータ 
7月24日(土)群馬(渋川)Casa Midori 
7月29日(木)仙台 ホームラン酒場
7月30日(金)岩手(宮古)カントリーズcafe
7月31日(土)岩手(二戸)HOUSE OF PICNIC 
8月1日(日)秋田(能代)ハックルベリー 
8月3日(火)小郡 ジラソーレ 
8月7日(土)群馬(下仁田)otenki食堂
8月21日(土)久留米 農と音
8月22日(日)山口(萩)玉ネギ畑  
8月23日(月)東広島pasta amare
8月27日(金)福岡 Bassic. 
8月28日(土)LIVE BAR雷神
8月29日(日)大牟田 陽炎


↓チケットご予約&公演詳細・共演者情報はこちら
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12660274732.html




新作ミニアルバム『You』のタイトルナンバー「You」のミュージックビデオです♪
映像編集、ポートレート(写真)撮影共に、佐々木モトアキ本人が手掛けております。
とてもシンプルな技法ですが、何よりも登場する皆さんの表情が素敵です✨
人が“目を閉じている”表情。
その“瞼(まぶた)に浮かんでいる”誰かの顔。
繋がってゆく“一人ひとりの想い”が、100通りの、いや1000通りのドラマを描いてくれています。





佐々木モトアキ
執筆、動画編集、音楽・食・商品・街(地域)に関わるPRなどなど…様々なお仕事承ります。

例えば執筆・編集のお仕事として、、、
「ロック」「ジャズ」「ブルース」「R&B」「シャンソン」「カントリーミュージック」「フォークソング」「歌謡曲」「日本の古い歌」など、ほぼオールジャンルのページ企画・特集に対応いたします。
ライブイベントの紹介・宣伝文や、アーティストの紹介文なども対応できます。
音楽以外のライティングとして、WEBページの作成・リニューアル、各種パンフレット作成に伴う「店舗のご紹介」「メニューご紹介」「企業・会社のご紹介」「商品のご紹介」などなど様々なPRに関わるお仕事も承ります。


音楽、人、食、商品、街(地域)…私たちが関わるものすべてには“ものがたり”があります。
あらゆるものに存在する、ルーツや“人の想い”を伝えながら「誰が読んでもわかりすい読み物」をお作りいたします✒︎
お気軽にご依頼のご相談・ご連絡ください♪
sasa@barubora.jp
090-2669-2666

【佐々木モトアキ プロフィール】
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12648985123.html

【TAP the POP佐々木モトアキ執筆記事】
http://www.tapthepop.net/author/sasaki

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