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ベイ・シティ・ローラーズの「Saturday Night」が日本で発売された日

2019.03.20

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ロックンロールで踊り続けるんだ
土曜の夜に そう土曜の夜はね
体の奥から湧き上がるリズムに合わせて踊るのさ
土曜の夜に 土曜の夜にさ
僕はもう待ちきれないよ!
僕はデートの約束したのさ!




1976年(昭和51年)3月20日、スコットランドはエジンバラ出身の人気バンド、ベイ・シティ・ローラーズの「Saturday Night」(東芝EMI)が日本で発売された。
同年の国内ヒットソングといえば…
1位「およげ!たいやきくん」/子門真人
2位「ビューティフル・サンデー」/ダニエル・ブーン
3位「北の宿から」/都はるみ
モントリオール五輪が開催され、鹿児島で日本初の五つ子生まれ、アントニオ猪木対モハメド・アリの異種格闘技戦に日本中が熱狂し、焼そばUFOやどん兵衛(共に日清食品)がヒットし、「記憶にございません(ロッキード事件の国会証人喚問で、証人質問に対する言い逃れ)」という言葉が流行した年でもある。


クイーン、カーペンターズ、ビリー・ジョエル、KISS、ABBAなどなど…1970年代と言えば、魅力的で個性的なスタイルのグループやアーティストが次々と登場した時代だった。
ティーンエイジャーの少女達を中心としたファンの熱狂振りから「ビートルズの再来」とも言われたベイ・シティ・ローラーズもまた、70年代の音楽を語る上では外せないバンドだった。
ポップなロックサウンドとタータンチェックがトレードマークだった彼らは、日本でも一大旋風を巻き起こすこととなる。
この歌がヒットしたのは、1973年に公開された映画『アメリカン・グラフィティ』(日本公開は1974年12月)のヒット後で、50〜60年代のオールディーズポップスに注目が集まっていた。
古きよき時代のロックンロールやオールディズポップスのエッセンスを備えた彼らのサウンドは、当時の若者達にとってこの上なくキャッチーなものだった。




古きよき時代のロックンロールショーを観に繰り出すのさ
土曜の夜に そう土曜の夜だよ
ロックに酔って踊りまくって
なんでもOK!パーティさ!
土曜の夜に 土曜の夜にはね
そう!土曜の夜なんだ!
今夜が土曜の夜なんだ!





1975年、彼らはこの曲で初の全米チャート制覇を果たす。
しかし…実はその2年前(1973年/リードボーカルはノビー・クラーク)に発売した本国イギリスでは、当時全くヒットしていなかったという。



翌1974年に、新しいヴォーカリストとして加入した甘いマスクのレスリーマッコーエンがバンドの流れを大きく変えることとなる。
レスリーのボーカルに差し替え、アメリカでシングルとして発表したところ、一気にブレイクを果たす。
首位の座にあったのがたったの1週間だけだったとは言え、同曲はゴールドディスク認定となった。
後にも先にも、彼らが全米チャートを制した唯一の曲となった。

同曲の大ヒットからさかのぼること10年…
1965年に、ベースのアラン・ロングミュアーとドラムのデレク・ロングミュアーの兄弟と4人の友人によりThe Saxonsというバンドが結成された。
彼らは1968年、Bay City Rollers(ベイ・シティ・ローラーズ)に改名。
そして1971年の夏にシングル「Keep on Dancing(朝まで踊ろう)」でデビューし、全英シングルチャート9位を記録する。
その後、何度かメンバーチェンジを行い…
1974年にアラン・ロングミュアー(ベース/キーボード)、デレク・ロングミュアー(ドラム)、レスリー・マッコーエン(リードボーカル)、エリック・フォークナー(リードギター)、スチュアート・ウッディ・ウッド(サイドギター/ベース/キーボード)、の5人編成になってから「Bye Bye Baby」「Saturday Night」などのヒット曲を生み出し、世界中で“タータンハリケーン”を巻き起こすこととなる。
1976年、人気絶頂の中、アラン・ロングミュアー(当時26歳)が脱退、代わりにイアン・ミッチェルが新たに参加するがすぐに脱退してしまうなど、メンバーチェンジが激しくなってゆく。
そして1978年、秋の3度目の来日公演を最後にフロントマンだったレスリー・マッコーエンが脱退。
新たにダンカン・フォールが加入し、グループ名をThe Rollers(ザ・ローラーズ)に変えて活動を続けるが…1981年に解散してしまう。
その後は再結成を繰り返しながら現在も活動を続けている。
イギリスやアメリカのみならず、ヨーロッパ諸国、日本やオーストラリアのポップチャートで数々の首位を叩き出した彼らは、アルバム総売上枚数(全世界で)約300億枚という驚異的な記録を残している。


<引用元『洋楽ロック年表&ロック用語集 ROCK RINCESS』>




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