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アイアン&ワイン〜アメリカンロック&フォークの伝統を受け継ぐ“最も重要なアーティスト”として注目される男の魅力とは!?〜

2016.05.01

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“アイアン&ワイン”ことサム・ビームという男をご存知だろうか?
彼は今、アメリカンロック&フォークの伝統を受け継ぐ最も重要なアーティストとして注目される存在だ。
この“アイアン・アンド・ワイン”とは、彼のステージングネームであり、プロジェクト的なものではなく、基本シンガー・ソングライターとしての性質を帯びる。
2002年に老舗レーベル(Sub Pop)からデビューして以来、これまでにスタジオアルバムを5枚リリースしていて、2011年にリリースした『Kiss Each Other Clean』は全米チャートで2位を記録した。
現在「中堅」と言われる域に達してきた彼は、アメリカントラディショナル・ミュージックからMPB(ブラジリアンポピュラー・ミュージック)、レゲエ、多くの国の音楽を摂取したメロディーメイカーとしての評価も高く、アメリカのインディーズシーンにおいて孤高にして不思議な立ち位置にいる存在といえるだろう。
2005年にはCalexico(キャレキシコ)[※1]とのコラボレーションEP『In the Reins with Calexico』を発表し話題となる。
2007年にはキャレキシコとのカップリングツアーで一度だけ来日も果たしている。


そんな彼の魅力は、なんと言ってもそのウィスパーボイスとシンプルで信頼できる曲作りだ。
元々アコースティックギター1本での弾き語りで注目を集めてデビューした彼。
キャリアを重ねるごとにキーボードやホーン隊を起用してファンを驚かせたが、元の楽曲が良いので、一貫性を保ったまま広く受け止められる音楽を創り出してきた。


彼は1974年6月26日に生まれた。
幼少の頃は両親が働くサウスカロライナ州のコロンビアで過ごす。
父親は土地管理の仕事に携わり、母親は学校の教員をしていた。
大学に通うようになるまでの間、彼はコロンビアのレストランでウェイターをしていた。
その後、彼はフロリダ州立大学で芸術学の修士号を取得する。
やがて2人の娘の父親となり、アイアン・アンド・ワインのファーストアルバムが発売されるまではマイアミ大学などで映画・映画撮影技術の教師として働いていた。
28歳でデビューするまで、彼は7年間以上も歌を書きつづけていたという。
ある日、彼の友人が彼の作ったデモをコピーしてレコード会社(Sub Pop)の人間に聴かせ、それがデビューのきっかけとなったという。
あるインタビューで“アイアン&ワイン”というプロジェクトについて彼の口から語られたことがある。

「僕は元々アコースティックギターが趣味で、暇なときに曲を書き貯めていたんだんだけど、28歳の頃に僕の曲を聴いたシアトルのSub Popレーベルが目をつけてくれて、それから本格的に音楽活動を始めたんだ。」

――彼はなぜ“アイアン&ワイン”という名前を選んだのだろう?

「ジョージア州の片田舎で映画の仕事をしていたとき、雑貨屋で“Beef Iron & Wine”(直訳すると「牛と鉄とワイン」)っていうサプリメントを見かけたんだ。飲むと体に良いらしいんだけどね。ただその“鉄とワイン”っていう言葉の組み合わせが妙に気に入ったんだ。僕が作る音楽は、曲調が聴きやすいのに歌詞が荒れていたり、逆に歌詞が優しいのに曲調が激しかったり、正反対の要素が組み合わさっていることがよくあるんだけど、“鉄”っていう強そうなイメージと“ワイン”っていう楽しいイメージの組み合わせが、僕の音楽性とも合っているような気がしてちょっと名前を使わせてもらったんだ。」

アイアン・アンド・ワインは、音楽になにかしらの切実な意味を求める人たち、ひとりひとりに歌いかけるような道を歩んでいる。
聴く人たちの日々の傍らに寄り添う、何気ない宝物のような作品を創り出しながら…。彼の今後の活躍に多くの音楽ファンが大いに期待し、そして注目している。

【オフィシャルサイト】
http://ironandwine.com

【Amazonで購入可能なアイアン・アンド・ワインのCD作品】
アイアン・アンド・ワインのCD作品

そしてこの春、彼の長年の夢であったデュエットアルバムを、シンガー・ソングライターのジェスカ・フープ[※2]と共に作り上げた。
ウィルコのグレン・コッチェ(Dr)を始めとする“ドリームチーム”といえる豪華ミュージシャンが結集し、珠玉の作品集が完成した!!!


Sam Beam & Jesca Hoop『Love Letter for Fire』

Sam Beam & Jesca Hoop『Love Letter for Fire』

(2016 / Sub Pop)


Calexico
[※1・Calexico(キャレキシコ)]
メキシコとの国境近くの街、アメリカ、アリゾナ州トゥーソンに在住の ジョーイ・バーンズとジョン・コンヴァーティノの二人によって結成。バンド名はカリフォルニアとメキシコを合体させたもの。ブルース/カ ントリー/フォーク/マリアッチ/ジャズといったルーツミュージッ クからロック/アンビエント/フィールド・レコーディング/映画音楽/ヨーロッパ~中南米に点在する音楽までを溶け合わせた彼らの音楽はハイブリット・モダーン・ルーツ・ミュージックとも言われている混血的無国籍サウンド。
ロードムービーさながらのステージは圧巻で、過去の2回の来日でmama!milk、THE MICETEETH、くるり、Double Famous、エゴラッピンと競演。

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[※2・Jesca Hoop(ジェスカ・フープ)]
カリフォルニア南部出身のソロ・アーティスト。アリゾナの山奥で社会性障害児のリハビリをする仕事をしたり、トム・ウェイツの元でナニーとして働いていたこともあるという変わった経歴の持ち主である。彼女の曲は基本的にフォーク系ポップソングなのだが、子供の無邪気さと大人の難しさ、輝く太陽と忍び寄る影のようなものといった両面性があり、そして何ともいえないレトロで妙な不思議さがあるユニークでアートな音楽家として知られている。

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