TAP the SONG

エルトン・ジョン「Your Song(僕の歌は君の歌)」

2014.02.14

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1967年6月27日、ロンドンのリバティ・レコーズのスタジオでは、<有能なタレントとソングライターを求む>という広告に応募してきた20歳のレジ・ドゥワイトが、ピアノを前にオーディションを受けていた。

レジは緊張のあまり実力を発揮できずに不合格となって落ち込んだが、そこに幸運が舞い込んできた。ソングライターとして応募していた弱冠17歳の詩人、バーニー・トーピンを紹介されたのだ。

好きな音楽の話を始めた2人は、ビートルズやボブ・ディラン、モータウン・レコードの話題で打ち解けると、さっそくコンビを組むことにした。

「あのときのバーニーは天使みたいに見えたよ。若くて、みずみずしかったしね。ぼくたちはとてもうまくいった。ふたりとも内気だったし、ぴったりうまがあった」(エルトン・ジョン)

まずバーニーが詞を書き、それにレジが曲を付けるという分業体制でソングライティングに励み、どの曲も1時間足らずで出来上がった。年末にはデモ・テープが認められてレコード会社との契約も結ばれた。

2人は、レジの母親が再婚した家に1年半ほど居候させてもらい、ひとつの部屋を共有して2段ベッドで眠り、共に生活しながら次々と楽曲を完成させていった。

1968年、レジはエルトン・ジョンの芸名を名乗り、「I’ve Been Loving You」でレコード・デビューする。
それから2年後、バーニーが朝食をとりながら、なんとなく思いついた曲が二人の代表作となる。

「別にどうってことはなく、いつも通りスクランブル・エッグを食べながら書いてたんだ。がっかりさせられる話だろ。でもあの曲はいい曲で好きだよ。」(バーニー・トービン)

胸の奥が、少しくすぐったい感じだよ
It’s a little bit funny this feeling inside

この感情を隠し通すのは、ちょっと無理みたい
I’m not one of those who can easily hide

僕はお金持ちじゃないけれど、もしそうだったら
I don’t have much money but boy if I did

二人が一緒に住めるぐらい、大きな家を買おうか
I’d buy a big house where we both could live

アルバム『Elton John』(僕の歌は君の歌)に収録された「Your Song」(僕の歌は君の歌)は、シングル・カットされると大ヒットを記録し、エルトンは一躍、ポップ・スターの仲間入りを果たす。

その後、2人によるソングライティングからは数多くのヒット曲が生まれた。

Taupin_bernie-elton
出会ってから46年が経った2013年においても、『The Diving Board』を発表するなど、2人の関係は今も変わらずに続いている。

Elton John『Elton John』
Island

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