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ルイ・アームストロングを偲んで〜死を祝う!?ニューオーリンズに伝わる葬儀の風習

2022.07.06

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1971年7月6日、“サッチモ”の愛称で親しまれたジャズ界の巨人ルイ・アームストロング(享年69)が、ニューヨーク州クイーンズ区にある自宅で永遠の眠りについた。
死因は心筋梗塞とされている。
死の一ヶ月前、ニューヨークのホテルショーに出演した直後に心臓発作を起こし、そのまま病院に運ばれ数週間の入院生活を終えて自宅で静養中だったという。
葬儀は7月9日に自宅近くのコロナ会衆派教会で行われた。
葬儀にはロックフェラー州知事、リンゼイ市長らの政治家から、デューク・エリントン、ベニー・グッドマンらのミュージシャンなど各界の著名人達が参列した。


「ルイの影響を受けていないトランペット奏者はいない。彼のやることはすべて正しい。彼がいなかったら俺は何もできなかったと思うよ。」(マイルス・デイヴィス)

「ルイこそミスタージャズだ!」(デューク・エリントン)

「いろんなトランペット奏者の良いところを盗もうと思ったけれど、ルイからは盗むことができなかった。とにかく凄すぎるんだ!」(ウィントン・マルサリス)



葬儀の最後は盲目歌手アル・ヒブラーが、彼の故郷ニューオーリンズの葬儀に欠かせない「When The Saints Go Marching In(聖者の行進)」を歌って締めくくった。


一方、彼を生んだニューオーリンズの街では、ジャズ博物館のサッチモ・コーナーに花環が飾られ、ジャズの殿堂プリザベーションホールでは彼のために「Nearer, My God, to Thee(主よ御許に近づかん)」が演奏された。


真夏の陽射しが照りつける街頭では、彼を天に送り出すべくジャズ葬が行われ、霊柩車を中心にセカンドライン(ブラスバンドを伴った伝統的なパレード)が長い列を作った。
その車の中に彼の棺はなかったが、人々の手には“SAT-CHIMO’S SPIRIT LIVES ON FOREVER(サッチモの魂は永遠に)”と書かれた幟(のぼり)が掲げられていた。
墓地での埋葬をかたどって霊柩車を送り出したところで、ブラスバンドのドラムが連打を始める。
同時にセカンドラインから大歓声が湧き上がる。
それまでのしめやかな演奏からうって変わって、陽気なリズムに合わせて人々が熱狂的にスウィングを始める。
ここでもやはり最後は「When The Saints Go Marching In(聖者の行進)」で締めくくられたという。


この「When The Saints Go Marching In(聖者の行進)」は、サッチモの代名詞にもなったディキシーランドジャズの名曲である。
作詞作曲者は不明で、その歌詞やアレンジには様々なバージョンが存在する。
この歌は17世紀に始まった北アメリカへの黒人奴隷貿易によってアフリカから連行されてきて強制労働させられていた黒人たちが、白人の教会から流れてくる美しい調べに心を洗われ、自分たちの固有のリズムに乗せて自然発生的に歌い始めたものと言われている。
そんな歴史を持つ黒人霊歌を、ジャズの世界へいち早く取り入れたのがサッチモだった。
黒人たちが多く住んでいたニューオーリンズでは、人が亡くなると葬儀場から墓地までは静かでわびしげな葬送曲や賛美歌を演奏し、死者の埋葬が終わると一転して明るく活気のある曲を演奏して帰路につく風習(Jazz funeral)があったという。
一体どうして死者を明るく見送ったのだろう?
埋葬の後に明るい曲を演奏するのには“魂が解放され天国へ行くことを祝う”という意味があるのだ。
奴隷という一生逃げ出すことのできない存在だった黒人ですら、亡くなってしまえば辛い労働から解放される。
当時の黒人たちにとっては亡くなることはむしろ“おめでたいこと”という感覚が根付いていたのだと考えられる。
だからこそ明るい曲で天国へと送り出そうとして歌われるようになったのが、この「When The Saints Go Marching In」というわけだ。
タイトル及び歌詞中に何度もくり返し登場する“The Saints”には、「聖者」の他に「死者」という意味がある。
その歌詞は宗教色が強く、特に「ヨハネの黙示録(the Book of Revelation)」の内容が歌詞の随所に盛り込まれているという。

聖者が行進していく時
聖者が行進していく時
神よ、私もそこに居たいのです
聖者が行進していく時


<引用元・参考文献『ルイ・アームストロング―少年院のラッパ吹き』川又一英(著)/メディアファクトリー>




こちらのコラムの「書き手」である佐々木モトアキの音楽活動情報です♪
宜しくお願い致します。










【佐々木モトアキ×Keith “唄うたいと雷神”】

6月18日(土)金沢JealousGuy
6月19日(日)富山・高岡GOOD FELLOWS
6月25日(土)高円寺MOONSTOMP
7月22日(金)青森Be on café 222
7月23日(土)岩手・二戸 HOUSE OF PICNIC 
7月24日(日)秋田Yuki’s Hookah Bar(昼公演)
7月24日(日)秋田Yuki’s Hookah Bar(夜公演)

↓チケットご予約&公演詳細・共演者情報はこちら
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12733597546.html






【歌ものがたり2022 雨ニモマケズ風ニモマケズ】



7月2日(土)北九州・黒崎 居酒屋 中村屋
7月3日(日)大分・宇佐 音小屋REBOOT
7月8日(金)福岡Bassic Rock Fes. 2022前夜祭@graf
7月9日(土)佐賀 雷神 
7月10日(日)長崎 タンゲ食堂
7月16日(土)米子Music Bar Hana Hana
7月17日(日)鳥取LOVE FLASH FEVER
7月18日(月・祝)松江B1
7月30日(土)静岡・御前崎Cook House椿
7月31日(日)愛知県・東海市Funky LIVE Dinerダイナマイト
8月6日(土)東京(調布市)柴崎RATHOLE
8月7日(日)埼玉・新所沢LAD COMPANY 
8月19日(金)徳島SOUND SPACE FUN
8月20日(土)徳島Music Bar Ricky 
8月21日(日)倉敷 下津井スタイラス
8月22日(月)兵庫(伊丹) BAR BOILER ROOM
8月26日(金)東広島(西条)HOTEL VAN CORNELL屋上
8月27日(土)久留米 農と音2号店
8月28日(日)大牟田 陽炎
9月17日(土)京都LIVE&SALON夜想



↓チケットご予約&公演詳細・共演者情報はこちら
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12733736025.html





佐々木モトアキの楽曲「You」のミュージックビデオです♪
映像編集、ポートレート(写真)撮影共に、佐々木モトアキ本人が手掛けております。
とてもシンプルな技法ですが、何よりも登場する皆さんの表情が素敵です✨
人が“目を閉じている”表情。
その“瞼(まぶた)に浮かんでいる”誰かの顔。
繋がってゆく“一人ひとりの想い”が、100通りの、いや1000通りのドラマを描いてくれています。





佐々木モトアキ
執筆、動画編集、音楽・食・商品・街(地域)に関わるPRなどなど…様々なお仕事承ります。

例えば執筆・編集のお仕事として、、、
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音楽以外のライティングとして、WEBページの作成・リニューアル、各種パンフレット作成に伴う「店舗のご紹介」「メニューご紹介」「企業・会社のご紹介」「商品のご紹介」などなど様々なPRに関わるお仕事も承ります。


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【佐々木モトアキ プロフィール】
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【TAP the POP佐々木モトアキ執筆記事】
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