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ガーシュイン作『ポーギーとベス』が開幕した1935年、ベニー・グッドマン楽団が絶頂期へ

2018.03.13

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「TAP the CHART」108回は、1935年を取り上げます。

【1935年のTOP 10 HITS】
❶Cheek to Cheek / Fred Astaire
❷Isle of Capri / Ray Noble
❸When I Grow Too Old to Dream / Glen Gray
❹Red Sails in the Sunset / Guy Lombardo
❺Lovely to Look At / Eddy Duchin
❻She’s a Latin From Manhattan / Victor Young
❼I Won’t Dance / Eddy Duchin
❽I’m in the Mood For Love / Little Jack Little
❾In a Little Gypsy’s Tea Room / Bob Crosby
❿Truckin’ / Fats Waller

*参考/Joel Whitburn監修『Pop Memories 1900-1940』。ナンバー1ヒットのうち、1位の獲得週が多かったもの順に掲載(同点の場合、チャートに留まった週が多い方を優先)。

【1935年の主な音楽的出来事】
◯フレッド・アステアの「Cheek to Cheek」が大ヒット。ジンジャー・ロジャースとのコンビの最高傑作と称さるミュージカル映画『トップ・ハット』より。作曲はアーヴィング・バーリン。


◯ビング・クロスビーがヒットを連発。「It’s Easy To Remember」がヒット。

◯エディ・デューチンがこの年から翌年にかけてヒットを連発。「Lovely to Look At」がヒット。

◯ボズウェル・シスターズの「The Object Of My Affection」がヒット。

◯ルース・エッティングの「Life Is a Song」がヒット。

◯兄ジミーと弟トミーによるドーシー兄弟の「Chasing Shadows」がヒット。この年、二人はそれぞれの楽団を結成してヒットを飛ばし始めた。

◯ジミー・ランスフォードの「Rhythm is Our Business」がヒット。

◯ビッグ・ジョー・ウィリアムスが「Baby, Please Don’t Go」を録音。

◯レッドベリーが「C.C.Rider」を録音。

◯カーター・ファミリーの「The Carter Family Can the Circle be Unbroken (Bye & Bye)」がヒット。

◯パッツィー・モンタナが「I Want to Be a Cowboy’s Sweetheart」を録音。

◯10月、ジョージ・ガーシュイン作曲のフォーク・オペラ/ミュージカル『ポーギーとベス』が開幕。前例のないオール黒人キャストは当時にしては異色作。他界後に評価が高まった。
◯作曲家コール・ポーターの「You’re the Top」がヒット。
◯ビングの弟、ボブ・クロスビーの「In a Little Gypsy’s Tea Room」がヒット。
◯ベニー・グッドマン楽団がハリウッドで成功。これを機に彼の楽団が爆発的な人気を呼び、白人ビッグバンドによるスウィング・ジャズに本格的に火がつく。ブームは40年代前半まで続いた。
◯17歳のエラ・フィッツジェラルドがチック・ウェッブ楽団から専属歌手としてデビュー。
◯ファッツ・ウォーラーの「Truckin’」がヒット。
◯ブルーズマンのブラインド・ボーイ・フラーが初録音。
◯ミルトン・ブラウン・バンドのボブ・ダンが電気スティール・ギターを導入。最初のエレクトリック・ギター録音となる。
◯アカデミー賞に音楽部門(主題歌賞)が設けられ、この年に1回目(1934年度対象)が発表。フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースのコンビによる初主演作『陽気な離婚(コンチネンタル)』から「Continental」が受賞した。
◯タップの女王エレノア・パウエル初主演のミュージカル映画『Broadway Melody of 1936』公開。
◯4月、ラジオ番組『ユア・ヒット・パレード』始まる。楽譜やレコードの売り上げ、ジュークボックスの演奏回数の統計で人気曲を毎週ランキング。スタジオのオーケストラと専属歌手で放送。1959年4月まで24年間続いた。

【1935年のナンバー1ヒット】○内数字は獲得した週。
Isle of Capri/Ray Noble ⑦
Blue Moon/Glen Gray ③
The Object Of My Affection/The Boswell Sisters ②
Lovely to Look At/Eddy Duchin ④
It’s Easy To Remember/Bing Crosby ②
Soon/Bing Crosby ①
I Won’t Dance/Eddy Duchin ③
Lullaby of Broadway/The Dorsey Brothers ②
What’s The Reason?/Guy Lombardo ②
Life Is a Song/Ruth Eating ②
When I Grow Too Old to Dream/Glen Gray ④
She’s a Latin From Manhattan/Victor Young ④
Chasing Shadows/The Dorsey Brothers ③
In a Little Gypsy’s Tea Room/Bob Crosby ③
Let’s Swing It/Ray Noble ②
Rhythm is Our Business/Jimmie Lunceford ①
Cheek to Cheek/Fred Astaire ⑪
Paris in the Spring/Ray Noble ①
And Then Some/Ozzie Nelson ①
East of the Sun(and West of the Moon)/Tom Coakley ②
I’m in the Mood For Love/Little Jack Little ③
Truckin’/Fats Waller ③
You Are My Lucky Star/Eddy Duchin ③
Red Sails in the Sunset/Guy Lombardo ④
Red Sails in the Sunset/Bing Crosby ②
On Treasure Island/Tommy Dorsey ①
A Little Bit Independent/Fats Waller ②

1935年のナンバー1ヒットは27曲。

年度ごとの音楽の出来事やヒットが分かる!〜TAP the CHARTのバックナンバーはこちらから

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