TAP the COLOR

1989年の“BIG 4”伝説〜ガース・ブルックス/トラヴィス・トリットほか

2017.06.28

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「TAP the COLOR」連載第192回

プラチナディスクが続々と誕生した1990年代のカントリー・ミュージックの隆盛。すべては1989年にデビューした4人の新人アーティストたちから始まった。クリント・ブラック、アラン・ジャクソン、トラヴィス・トリット、そしてガース・ブルックス。より若く、トラディショナルなスタイルを持ったカントリー・ミュージシャンの登場。中でもガースの活躍は凄まじく、記録的な成功を次々と打ち立て、90年代で最もCDを売り上げることになっていく。

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クリント・ブラック『Greatest Hits』(1996)
4人の中で一番最初に成功を掴んだのがクリント・ブラック。1989年2月にリリースされたデビューシングル「Better Man」がNo.1ヒットになった時、カントリーの新時代が幕開けたのだ。本作は最初のベスト盤で、5枚のアルバムからヒット曲をセレクト。ウィノーナ・ジャッドとのデュエット「A Bad Goodbye」やイーグルスのカバー「Desperado」なども収録。1962年2月生まれ。


ガース・ブルックス『The Hits』(1994)
90年代前半、オルタナ・ロックやギャングスタ・ラップに夢中だった人でも、ガース・ブルックスの名を無視できた人はいないだろう。チャートや売り上げで常にトップに君臨したガースは、1989年3月にシングル「Much Too Young」でデビュー(8位)。続く8月の「If Tomorrow Never Comes」でNo.1ヒットを飛ばす。90年になるとガースの人気は急速に高まり、遂に前人未到の領域に入っていく。そんな彼もデビュー前はナッシュヴィルであらゆるレーベルに断られ続けていたというから驚きだ。本作は最初のベスト盤で5枚のアルバムからセレクト。ポップチャートでも1位になった。2001年に引退したが、2014年に13年ぶりのアルバムで完全復活した。1962年2月生まれ。

トラヴィス・トリット『Country Club』(1990)
1989年8月にシングル「Country Club」でデビュー(8位)。続く名作「Help Me Hold On」がNo.1ヒットに。本作はそれらを収録したデビューアルバム。4人の中では最もサザンロック色が強く、ウエスタンハットも被らない。ソングライターやパフォーマーとしても評価が高く、4人が現れる3年前にスターとなったドワイト・ヨーカムに近いアウトロー・スピリットを感じる。1963年2月生まれ。

アラン・ジャクソン『A Lot About Livin’ (And a Little ‘bout Love)』(1992)
アランも80年代半ばにナッシュヴィルにやって来た時は、約4年どのレーベルからも相手にされなかった。89年にシングル「Blue Blooded Woman」でデビュー(48位)。初めてのNo.1ヒットは91年の「I’d Love You All Over Again」。本作は3枚目のアルバムで、アラン最大のヒット作となった。現在も第一線で活躍中。1958年10月生まれ。

*参考/『カントリー・ミュージックの巨人』(ニール・ヘイスロップ他著/星野吉男訳/東亜音楽社)

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