TAP the COLOR

ウッドストック’99①〜アイス・キューブ/ケミカル・ブラザーズほか

2017.07.26

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「TAP the COLOR」連載第197回〜BLACK〜

激動の1969年に行われた伝説のロックフェス「ウッドストック」。あれから30年が経った1999年。30周年を記念した「ウッドストック’99」がニューヨーク州ロームで、7月22日〜25日に約20万人を動員して開催された。しかし運営サイドへの不満や一部の観客の暴徒化など数々の問題も発生。時代は世紀末であることを痛感した。主な出演アーティストは以下の通り。

●7月22日
Vertical Horizon/G. Love and Special Sauce/George Clinton & the P.Funk All-Stars
●7月23日
James Brown//Live/Sheryl Crow/DMX/The Offspring/Korn/Bush/Jamiroquai/Moby
●7月24日
Metallica/Rage Against the Machine/Limp Bizkit/Alines Morissette/Counting Crows/Kid Rock/Dave Matthews Band/Ice Cube/The Chemical Brothers/Fatboy Slim/Bruce Hornsby/Los Lobos
●7月25日
Red Hot Chili Peppers/Creed/Jewel/Elvis Costello/Willie Nelson/The Brian Setzer Orchestra/Collective Soul/Godsmack/Megadeth/Muse


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アイス・キューブ『AmeriKKKa’s Most Wanted』(1990)
1988年リリースの『Straight Outta Compton』で、それまでNYが中心だったヒップホップシーンを一蹴。LAギャングスタ・ラップの礎を築いたN.W.A(Niggaz Wit Attitudes)。ドクター・ドレーと並んでその主力メンバーだったアイス・キューブは、リーダーのイージー・Eと金銭問題から89年に脱退。すぐさまソロ活動を開始する。本作はキューブの1作目で、90年代のスタートを切った。


ケミカル・ブラザーズ『Dig Your Own Hole』(1997)
当時「ビッグ・ビート」や「デジタル・ロック」と謳われ、その看板的ダンス・アクトだったケミカル・ブラザーズ。95年のデビュー作『Exit Planet Dust』も衝撃的だったが、ロックファンをはじめ幅広い層にもアプローチしたのがこのセカンド作だった。オアシスのノエル・ギャラガーを迎えた「Setting Sun」はあまりにも有名。90年代ロックを振り返る時、絶対に外せないのが本作だ。

コーン『Life Is Peachy』(1996)
日本では「ラウド・ロック」として浸透したニュー・メタル。その源流的存在だったコーンはダークでヘヴィな音楽性と歌詞の世界観で、90年代後半のアメリカのロックのメインストリームを覆った。同時期のギャグスタラップが社会という外向きに怒りを発散したのに対して、ロックはより自分という内向きへと葛藤していく(そして突如、感情が爆発する)。フロントマンのジョナサン・デイヴィスの幼少時代のトラウマはそれほど強烈なものだった。

リンプ・ビズキット『Chocolate Starfish and the Hot Dog Flavored Water』(2000)
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンによって完成したロックとヒップホップ/ラップの融合、そしてコーンの登場。その流れはやがて数々のラップ・メタルのスターバンドを生み出すことになった。コーンの後押しでデビューしたリンプは、99年の『Significant Other』で大ブレイク。続く本作でも1位を獲得。同時に売れることを狙ったかのようなプロダクションは同業から反感を買った。まだCDが売れていた頃の話だ。

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