1972年1月23日、女性R&B シンガーのビッグ・メイベルがオハイオ州クリーヴランドで糖尿病のため死亡した。
若い時代から薬物問題を抱えつつも…47年間の短くも華やかな歌手人生を全うしたという。
あのジェリー・リー・ルイスが長年に渡って“十八番(おはこ)”にしてきた名曲「Whole Lotta Shakin’ Goin’ On」のオリジナル録音(1955年)をした歌手として知られる彼女は、死後27年経った1999年にグラミー賞を受賞。
その巨体をいかした迫力のシャウト、そして多彩な表現力と豊かな歌声で、アレサ・フランクリンなど後進のソウルクイーン達にも多大な影響を与えたと言われている。
1925年にテネシー州ジャクスンで生まれた彼女は、10歳の頃に教会で歌っているところをDave Clark’s Memphis Band のバンドリーダー、デイヴ・クラークによって発掘される。
翌1936年、同バンドに加入。
その後、The Sweethearts Of Rhythmというバンドで経験を積み、1944年、彼女は19歳の若さでデッカレコードと契約を結ぶ。
初めてのレコーディングは、クリスティン・チャットマン(Christine Chatman)というバンドを従えてのことだった。
1947年、22歳になった彼女はキングレコードからでソロ名義でレコードを発表。
27歳を迎えた1952年には、CBSレコードの傘下であるOkeh(オーケー )レーベルと契約を結ぶ。
同年、ソングライターのローズ・マリー・マッコイとパートナーを組んだ「Gabbin’ Blues」を発表し、スマッシュヒットを記録する。
Okeh(オーケー )レーベルからSavoy(サヴォイ)レコードへ移籍した後、1956年に発表した曲「Candy」がキャリア最高位の売り上げを記録する。
1959年にはニューポート・ジャズ・フェスティバル(Newport Jazz Festival)を記録した映画『Jazz on a Summer’s Day』にも登場し、彼女の名は世界中の音楽ファンに知れ渡ることとなる。
1950〜1960年代、黒人ミュージシャンが演奏するクラブにおいて彼女はまさに“スター的存在”だった。
情緒的なバラードから明るいブギ、時にはコメディタッチの歌まで、あらゆるパフォーマンスをこなす彼女の歌声に、多くの人々が酔いしれたという…
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