TAP the COLOR

ロックの殿堂入り2004〜ジャクソン・ブラウン/ZZトップほか

2016.08.17

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「TAP the COLOR」連載第147回

1986年から始まった「ロックの殿堂」(Rock and Roll Hall of Fame) は、デビュー25年以上のミュージシャンやバンドを対象としているが、2004年のセレモニーではジョージ・ハリスン、トラフィック、ジャクソン・ブラウン、ボブ・シーガー、ZZトップ、ザ・デルズ、プリンスらが殿堂入りした。

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3351 ジャクソン・ブラウン『Jackson Browne』(1972)
アメリカを代表するシンガー・ソングライターの、LAから届けられた記念すべきファースト・アルバム。数少ない「その歌と音を聴くだけで、心に風景が巡る」稀なアーティストでもある。すべての作品に駄作は一切なし。ちなみにジャケットの上にある「Saturate Before Using」とは「使用前に浸すこと」の意。これは車で使うキャンバス地のラジエーター袋をそのままデザインに採用したため。多くの人々がこれがアルバムタイトルだと誤解したのは有名な話。デヴィッド・ゲフィン曰く「ジャクソンに興味を持つレコード会社を見つけられなかったから、自分の金をつぎ込んでアサイラム・レコードを作った」のだ。


71N-c7fm5nL._SL1073_ ボブ・シーガー&ザ・シルバー・ブレット・バンド『The Distance』(1982)
こちらもアメリカを代表する永遠のロックンローラー、デトロイト出身ボブ・シーガー全盛期のヒットアルバム。ハイウェイやモーテルの風景が写真集のように迫ってくる音だ。1969年にデビューするも泣かず飛ばす。1976年にリリースしたライヴアルバムで注目され、同年の『Night Moves』で遂にブレイクを果たす。その後は出すアルバムが立て続けにベストセラーを記録。日本ではその風景直結のロックが受け入れられずほとんど無名に近いが、一度ハマるとその魅力は計り知れない。


R-906973-1201534936.jpeg ZZトップ『Eliminator』(1983)
テキサス出身で強烈なブギで南部の風景を奏でる3人組が放った、MTV時代の脅威の超ロングセラー・アルバム。シンセサイザーを導入したサウンドは、トラック運転手を中心に多大な支持と愛好を得る。ヴィジュアル性も高い。「Gimme All Your Lovin」「Legs」「Sharp Dressed Man」など、ヒット曲多数。1970年にアルバムデビュー。サザン・ロックの人気バンドとして君臨。現在も活動中だ。


traffic トラフィック『Mr. Fantasy』(1967)
スペンサー・デイヴィス・グループを脱退した天才少年、スティーヴ・ウィンウッドが結成したUKロックの一つの伝説。サイケデリック時代を反映したサウンドだが、こちらもイギリスの風景が見える音だ。スティーヴはクラプトンとこの後、ブラインド・フェイスで活動するが、トラフィックはすぐに復活。良質な作品を数枚リリースした。本作は現在では同時期のヒットシングル「Paper Sun」「Hole in My Shoe」がボーナス収録されている。

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