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ゴロワーズを吸ったことがあるかい〜ムッシュかまやつのセンスが光る名曲の誕生秘話

2020.12.27

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ゴロワーズというタバコを吸ったことがあるかい
ほらジャン・ギャバンがシネマの中で吸ってるやつさ
よれよれのレインコートの襟を立てて
短くなるまで奴は吸うのさ
そうさ短くなるまで吸わなけりゃダメだ
短くなるまで吸えば吸うほど
君はサンジェルマン通りの近くを歩いているだろう


この曲は、もともと“ムッシュかまやつ”ことかまやつひろしが1975年に大ヒットさせたシングル「我が良き友よ」のB面に収録されていた。
A面は、当時フォーク界の大スターだった吉田拓郎による作詞作曲。
日系二世のジャズマン“ティーブ釜萢”の息子として生まれたムッシュと言えば、60年代に伝説のバンド“ザ・スパイダース”のメンバーとしての輝かしいキャリアを持っており、カントリー、ウエスタン、ジャズ、ロック、フォークまでこなせる実力の持ち主である。
そんな彼にとって、レコード会社が決めた拓郎節全開のA面曲に対して「僕の世界じゃない!」と、個人的にはあまり気に入っていなかったらしい。
そこで「それじゃB面はオレの好きに作らせてくれ!」と、交換条件を出したのだ。
面白いのはここからだった。
ムッシュは当時のことをこんな風に述懐している。

その当時、僕はフェイセスが好きで、ロッド・スチュワートを気取っていたから「我が良き友よ」の“ゲタ履いて腰に手ぬぐいぶら下げて”っていう詞を歌うのにすごく抵抗があったわけ。
じゃあB面は自分がやりたいことをやるんだってことになってね(笑)


そんな啖呵を切りつつも…実際のところ曲も作っておらず「さて、何をやろうか?」という状態だったらしい。
その頃ちょうどアメリカのファンクバンドの至宝、タワー・オブ・パワーが来日していることを聞きつけたムッシュは、ダメもとで「オレの新曲のバックの演奏をしてくれないか?」とオファーしたという。
本人も驚くくらいにあっさりと快諾の返事をもらい、トントン拍子で作業に取りかかることになる。
「レコーディングは明日か明後日」ということになり、その時点では曲も歌詞もできていなかったので慌てて“それらしいコード進行”をバンドに渡したという。

レコーディングは明後日からというのに曲なんかないわけ(笑)
しょうがないから、眠っていても勝手にできるようなコード進行を書いて渡して、そのオケを聴きながら「ここからここの部分は歌ね」ってメロディーを作って(字余りなんか気にしない感覚で)サッと歌詞も書いてね。まぁ時間がなかったしね(笑)



タワー・オブ・パワーと言えばRCサクセションのアルバム『シングル・マン』(1976年リリース/1974年12月〜1975年3月録音)への参加でも知られるバンドである。
ムッシュは、あるインタヴューでこんなこと語っている。

僕の「ゴロワーズ〜」のセッションが終わった後にポリドールへ行って、清志郎くんたちのバックをやったみたいだね。
タイトルに関してよく訊かれるんだけど…当時、無性に「ゴロワーズ」って単語が好きだったから、手元にあったネタなんだよね。
「これで何か作れないかな?」なんて(笑)


ゴロワーズとは一体どんな代物だったのだろう?
それは1910年に登場したフランス産の煙草で、フランスではジダンと並ぶもっとも有名なブランドだった。
労働者階層が好んで吸う煙草だったようで、紫煙は苦々しい中にもメンソールとは違う独特な香りがほんのり混じって、明らかに日本の煙草とは違っていたという。
これは煙草の葉を堆積発酵させた“黒煙草”の香りの特徴でもある。
パッケージが洒落ていて、マルセル・ジャクノというデザイナーの作ったという薄青色に翼のついた兜のデザイン。
古代ガリア人の騎士達が用いた防具で、フランスの伝統的な兜だそうだ。
ゴロワーズという名称は、フランスの旧名“ゴール”に由来し、形容詞としては「あけっぴろげな性格の女性」という意味があるのだという。
何はともあれこんな名曲を40年以上も前に作っていたムッシュの才能とセンスには、ただただ脱帽である。

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こちらのコラムの「書き手」である佐々木モトアキの音楽活動情報です♪
宜しくお願い致します。





【山部“YAMAZEN”善次郎×佐々木モトアキ ダブルネーム弾き語りTOUR
“ちょっと長い関係の歌旅2021”】


2月20日(土)福岡 Bassic.  
2月21日(日)札幌 Beggars Harlem 
2月27日(土)新潟 Live Bar Mush
2月28日(日)下北沢 Laguna(限定20名入場可+配信ライブ)
3月12日(金)久留米 農と音
3月13日(土)熊本・八代 7th chord 
3月14日(日)大牟田 陽炎
3月16日(火)行橋 Memphis
3月18日(木)東広島 pasta amare  
3月19日(金)大阪 新世界ヤンチャーズ
3月20日(土)静岡・御前崎 Cook House椿
3月21日(日)名古屋 ROLLINGMAN
4月2日(金)仙台 ホームラン酒場  
4月3日(土)山形 ヱレキ酒場オリハント 
4月4日(日)秋田 カウンターアクション 
4月8日(木)長崎 R-10 
4月10日(土)和歌山 OLD TIME
4月11日(日)所沢 音楽喫茶モジョ 
4月12日(月)横浜 Bar Take’s
4月15日(木)小郡 ジラソーレ〜8周年記念スペシャルライブ〜
4月16日(金)愛媛 スタジオOWL
4月17日(土)徳島 デラシネ
4月18日(日)高知 A’bar
4月21日(水)福岡 Bassic.(限定15名入場可+配信ライブ+TOUR総括スペシャルトーク&スライドショー)


↓チケットご予約&公演詳細はこちら
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12634659162.html






【佐々木モトアキ独り唄いTOUR“歌ものがたり2021”春夏】


5月1日(土)岡山Desperado 
5月2日(日)島根(出雲)Bar Soul  
5月3日(月・祝)鳥取(米子)シンワンメイク
5月4日(火・祝)昼-鳥取(米子)スナックCandy  
5月4日(火・祝)夜-鳥取(米子)LiveたちQ赤ラベル
5月8日(土)山口(下関)T-Gumbo 
5月9日(日)福岡(みやま)柿原酒店 
5月16日(日)茨城(水戸)音食座敷 開化亭
5月22日(土)青森Be on cafe 222  
5月23日(日)盛岡FEELGOOD 
5月28日(金)京都 夜想
5月29日(土)兵庫(宝塚)IL grazie
5月30(日)八幡DELSOL café
6月5日(土)広島OK鉄板
6月6日(日)佐賀LIVE BAR雷神 
6月12日(土)埼玉(新座)エアストリームカフェ
6月13日(日)新潟(三条)Gallery Bar Veronica 
6月25日(金)群馬(前橋)Cool Fool 
6月26日(土)東京(高円寺)MOONSTOMP
6月27日(日)埼玉(川越)大黒屋食堂  
7月3日(土)田川Diamond Moon
7月4日(日)行橋Rock ‘n Roll Bar Memphis 
7月6日(火)福岡(薬院)遊来友楽 
7月10日(土)熊本(八代)bar 7th chord
7月11日(日)山口(柳井)みんなの広場 Live Village 
7月16日(金)蒲郡Chot Bar VOODOO LOUNGE
7月17日(土)名古屋 喫茶ニューポピー 
7月18日(日)浜松(弁天島)LIVE & DISCOマルガリータ 
7月24日(土)群馬(渋川)Casa Midori 
7月30日(金)岩手(宮古)カントリーズcafe
7月31日(土)岩手(二戸)HOUSE OF PICNIC 
8月1日(日)秋田(能代)ハックルベリー 
8月3日(火)小郡 ジラソーレ 
8月7日(土)群馬(下仁田)otenki食堂
8月21日(土)久留米 農と音
8月22日(日)山口(萩)玉ネギ畑  
8月23日(月)東広島pasta amare
8月27日(金)福岡 Bassic. 
8月28日(土)LIVE BAR雷神
8月29日(日)大牟田 陽炎


↓チケットご予約&公演詳細・共演者情報はこちら
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映像編集、ポートレート(写真)撮影共に、佐々木モトアキ本人が手掛けております。
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人が“目を閉じている”表情。
その“瞼(まぶた)に浮かんでいる”誰かの顔。
繋がってゆく“一人ひとりの想い”が、100通りの、いや1000通りのドラマを描いてくれています。





佐々木モトアキ
執筆、動画編集、音楽・食・商品・街(地域)に関わるPRなどなど…様々なお仕事承ります。

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あらゆるものに存在する、ルーツや“人の想い”を伝えながら「誰が読んでもわかりすい読み物」をお作りいたします✒︎
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090-2669-2666

【佐々木モトアキ プロフィール】
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12648985123.html

【TAP the POP佐々木モトアキ執筆記事】
http://www.tapthepop.net/author/sasaki

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