留学経験もあるアイルランドのトラッド音楽や、ブリティッシュ・フォーク、クラシックなどに根差した音楽性と、澄み切った歌声で独自の世界観を築いてきたシンガー・ソングライター湯川潮音。

2010年にリリースしたアルバム『クレッシェンド』を発表後ニューヨークで生活し、ブルックリンの音楽コミュニティの中でフレッシュな風を感じてきた彼女が、3年ぶり10枚目となるニュー・アルバム『濡れない音符』を発表。過去にも彼女の作品のプロデュースを手がけた鈴木惣一朗（ワールド・スタンダード、ソギー・チェリオス）と再びタッグを組み完成させた新作は、アコースティカルなアンサンブルにのせて、心情の細部を丁寧に描いていく言葉を美しく響かせていく。

おおはた雄一やWorld’s end girlfriendとの共作曲も彼女の歌に新たな広がりを与え、約50分にわたる温かな音の掌編集が綴られている。


湯川潮音
『濡れない音符』
P-Vine／11月6日発売

湯川潮音 official site
http://yukawa-shione.tumblr.com/

湯川潮音「かかとを鳴らそ」