ロックバンド、デキシード・ザ・エモンズのドラマーとしてデビュー。その後、2001年頃からバンドと並行し、自身の音楽をとことん追究するソロワークを始動させた、ハッチハッチェル。

マヌーシュ・スウィング、ジャイヴ、ブルース、ジャグバンド、歌謡曲など、多様なルーツ・ミュージックをベースにしたサウンドに、生活の悲哀をユーモアに満ちたリリックに乗せて表現していく様は、まるで現代の演歌師のような佇まいだ。すべての楽器を一人で演奏するソロから、「ハッチハッチェル特急楽団」「ハッチハッチェルバンド」と形態を変えながら全国を旅しながら回る彼は2013年から「ハッチハッチェルオーケストラ」を始動させた。

前の形態となる「ハッチハッチェルバンド」では、パーマネントなメンバーで6年近く活動してきたが、この「ハッチハッチェルオーケストラ」では、日程や演奏する場所に応じて、編成やメンバーを流動的に変えていき、より自由なスタイルで、独特の歌の世界を展開している。

12月4日にリリースされる初のアルバム『つなわたり』には、カンザスシティバンド、ザッハトルテ、ブラックボトムブラスバンド、ブルームーンカルテット、コロリダスなど、彼が長年に渡る活動で出会ってきた、現在の日本で活動する中でも、とくに個性あふれるジャズ／スウィングのミュージシャンがこぞって参加。心躍るサウンドをバックに、泣けるほどに楽しいブルースを朗々と歌い上げている。

ハッチハッチェルオーケストラ
『つなわたり』
Spaceshower Music／12月4日発売


ハッチハッチェル official website
http://officebarbecue.com/

ハッチハッチェルオーケストラ
「アタクシの葬式には」「目覚ましが鳴らなければ」Live at 勝手にウッドストック2013