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鮮烈なブルーを放った女神〜ジョニ・ミッチェル27歳

2022.05.02

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♪「All I Want」/ジョニ・ミッチェル


ローリング・ストーン誌『The 500 Greatest Albums of All Time』において、女性ソロ・アーティスト最高位(30位)に選ばれたジョニ・ミッチェルの『Blue』。
カナダからニューヨークに移り住み、24歳でデビューした彼女。
“恋多き女”と呼ばれた彼女が1971年(27歳)に放った、この名盤のオープニングを飾る「All I Want」の歌詞にはこんな言葉が並ぶ。

一人で旅をしているの、自由になる鍵を探して…
嫉妬と貪りの糸はほどけない
ジュークボックスのある安酒場でストッキングを破りたいわ


それは、彼女と同じカナダ出身のレナード・コーエンとの恋を赤裸々に綴った歌だった。
表題曲の「Blue」は、ボブ・ディランと無二の親友とも云われたデヴィッド・ブルーとの恋を歌ったものであり、彼もまたカナダ出身のシンガーソングライターだった。
画家としての才能も発揮していた彼女は、この『Blue』というアルバムをキャンバスに見立て、自由で複雑難解な女心をリリカルに歌い描いた。
その鮮烈な青(ブルー)の魅力は、ボブ・ディランをもいたく刺激し、彼に「Tangled Up in Blue(ブルーにこんがらがって)」という曲を書かせたほどだ。






1970年、このアルバムの曲作りを進めていた頃に、彼女はイギリスのワイト島で開催された巨大ロック・フェスに出演した。
この祭典は、前年に行われたウッドストック・フェスティバルを凌ぐ史上最大規模のフェスとして語り継がれると同時に、ピッピー・ムーブメントの崩壊を世に知らしめるものとなった。
ワイト島に集まった約60万人もの観客の多くが暴徒化し、客同士の喧嘩だけに留まらず、その矛先は出演者たちへも向けられて、状況は混沌を極めていた。

彼女はたった一人でギターを手に、荒れ狂うステージへと向かった。
客席から「女々しいフォークはやめろ!!」と汚い野次や罵声が飛び交う中、彼女はこんなメッセージと共に真っ直ぐな瞳で数曲を歌い切った。

「みんなちょっと頭を冷やして、じっくり物事を考えるべき時じゃないの?」


喧騒の渦中、一部の観客たちはその声に黙って耳を傾けていた。
翌年、彼女が放った“鮮烈な青(ブルー)”は、ひとつの時代を象徴する存在となった。

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<解説>
【恋多き女】
彼女がこれまで浮き名を流した相手は、ジャクソン・ブラウン、デヴィッド・クロスビー、グラハム・ナッシュ、ジェイムズ・テイラー、ジャコ・パストリアス…と数知れず。

【レナード・コーエン(当時36歳)との恋】
当時、フォーク系シンガーソングライターとして躍進を遂げていたジョニとは対照的に、この頃のレナードは、遅咲きのデビューから数年間売れない時代を過ごし、薬と女に溺れていた。

【ウッドストック・フェスティバル】
ジョニ・ミッチェルはTV出演があったため、ウッドストック・フェスティバル(1969年)には出演しておらず、その場にも行っていない。ジョニ・ミッチェルの「Woodstock」という曲は、出演したグラハム・ナッシュ(当時の恋人)からウッドストックの話を聞いて書かれたもの。1970年に公開されたドキュメンタリー映画『ウッドストック 愛と平和と音楽の3日間』で、クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングがテーマ曲としてカバーし、ヒットした。翌年に開催されたワイト島ミュージック・フェスティバルでの“混乱のステージ”に立ち、彼女はこの曲を力強く歌った。


JoniMitchell-Blue

ジョニ・ミッチェル『Blue』

(1971/Warner Bros.)






こちらのコラムの「書き手」である佐々木モトアキの音楽活動情報です♪
宜しくお願い致します。










【佐々木モトアキ×Keith “唄うたいと雷神”】

6月18日(土)金沢JealousGuy
6月19日(日)富山・高岡GOOD FELLOWS
6月25日(土)高円寺MOONSTOMP
7月22日(金)青森Be on café 222
7月23日(土)岩手・二戸 HOUSE OF PICNIC 
7月24日(日)秋田Yuki’s Hookah Bar(昼公演)
7月24日(日)秋田Yuki’s Hookah Bar(夜公演)

↓チケットご予約&公演詳細・共演者情報はこちら
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12733597546.html






【歌ものがたり2022 雨ニモマケズ風ニモマケズ】


5月3日(火・祝)福岡・みやま市 暖古扉(だんぶるどあ)
5月4日(水・祝)大分・日田Chewing Gum
5月14日(土)横浜Bar Brixton Market
5月15日(日)静岡・三島 ぐらBar’s
5月21日(土)群馬・前橋 呑竜横丁 
5月27日(金)名古屋ROLLINGMAN
5月28日(土)和歌山OLD TIME
5月29日(日)大阪 大きな輪
6月3日(金)小倉Bar Disa
6月4日(土)福岡Bar KINGBEE
6月5日(日)行橋Rock ‘n Roll Bar Memphis
6月10日(金)広島Jammin’ bar
6月11日(土)広島・呉Albatross
6月12日(日)岡山Record BAR COZY
6月17日(金)新潟Gallery Bar Veronica
6月18日(土)金沢JealousGuy
6月19日(日)富山・高岡GOOD FELLOWS
6月25日(土)高円寺MOONSTOMP
7月2日(土)北九州・黒崎 居酒屋 中村屋
7月3日(日)大分・宇佐 音小屋REBOOT
7月8日(金)福岡Bassic Rock Fes. 2022前夜祭@graf
7月9日(土)佐賀 雷神 
7月10日(日)長崎 タンゲ食堂
7月16日(土)米子Music Bar Hana Hana
7月17日(日)鳥取LOVE FLASH FEVER
7月18日(月・祝)松江B1
7月22日(金)青森Be on café 222
7月23日(土)岩手・二戸 HOUSE OF PICNIC 
7月24日(日)秋田Yuki’s Hookah Bar(昼公演)
7月24日(日)秋田Yuki’s Hookah Bar(夜公演)
7月30日(土)静岡・御前崎Cook House椿
7月31日(日)愛知県・東海市Funky LIVE Dinerダイナマイト
8月6日(土)東京(調布市)柴崎RATHOLE



↓チケットご予約&公演詳細・共演者情報はこちら
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12733736025.html





佐々木モトアキの楽曲「You」のミュージックビデオです♪
映像編集、ポートレート(写真)撮影共に、佐々木モトアキ本人が手掛けております。
とてもシンプルな技法ですが、何よりも登場する皆さんの表情が素敵です✨
人が“目を閉じている”表情。
その“瞼(まぶた)に浮かんでいる”誰かの顔。
繋がってゆく“一人ひとりの想い”が、100通りの、いや1000通りのドラマを描いてくれています。





佐々木モトアキ
執筆、動画編集、音楽・食・商品・街(地域)に関わるPRなどなど…様々なお仕事承ります。

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090-2669-2666

【佐々木モトアキ プロフィール】
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【TAP the POP佐々木モトアキ執筆記事】
http://www.tapthepop.net/author/sasaki


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