TAP the CHART

1976年は西でイーグルスがあることを終わらせ、東でラモーンズがあることを始めた

2016.01.17

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「TAP the CHART」第26回は、1976年を取り上げます。まずはシングルとアルバムの年間チャートTOP 10から。

【1976年のBillboard年間チャート】

★TOP 10 SINGLES

❶Silly Love Songs / Wings
❷Don’t Go Breaking My Heart / Elton John & Kiki Dee
❸Disco Lady / Johnnie Taylor
❹December, 1963 (Oh, What a Night) / The Four Seasons
❺Play That Funky Music / Wild Cherry
❻Kiss and Say Goodbye / The Manhattans
❼Love Machine / The Miracles
❽50 Ways to Leave Your Lover / Paul Simon
❾Love Is Alive / Gary Wright
❿A Fifth of Beethoven / Walter Murphy & The Big Apple Band

1976年の年間TOP100。TOP10は22分47秒以降。


★TOP 10 ALBUMS
❶Frampton Comes Alive! / Peter Frampton
❷Fleetwood Mac / Fleetwood Mac
❸Wings at the Speed of Sound / Wings
❹Their Greatest Hits (1971-1975) / Eagles
❺Chicago IX – Chicago’s Greatest Hits / Chicago
❻The Dream Weaver / Gary Wright
❼Desire / Bob Dylan
❽A Night At The Opera / Queen
❾History-America’s Greatest Hits / America
❿Gratitude / Earth, Wind & Fire

【1976年の主な音楽的出来事】
○イーグルスが『Hotel California』をリリース。西海岸幻想の終焉。また、同年にリリースされたグレイテスト・ヒッツ盤は全米で最初のプラチナディスクに認定される。ちなみに1976年以前はどれだけ売れてもゴールドディスク認定されるだけだった。

○ピーター・フランプトンがライヴアルバム『Frampton Comes Alive!』で大ブレイク。

○ボズ・スキャッグスの『Silk Degrees』が大ヒット。AORの代名詞となる。この年、ジョージ・ベンソンもブレイク。また、ネッド・ドヒニーの『Hard Candy』などの名作も生まれた。

○ラモーンズがアルバムデビュー。UKツアーではピストルズやクラッシュのメンバーらに多大な影響を与える。パティ・スミス、ブロンディ、ジョニー・サンダース(ハートブレイカーズ)、トーキング・ヘッズ、テレヴィジョン、リチャード・ヘル、ジョナサン・リッチマン(モダン・ラヴァーズ)らのNYパンクシーンはライブハウスCBGBを舞台に活性化。決してメインストリームになることはなかったが、その熱気はロンドンへ飛び火した。

○セックス・ピストルズが11月にシングル「Anarchy in the U.K.」でデビュー。全英に衝撃が走る。

○トム・ショルツ率いるボストンのデビューアルバムが大ヒット。

○英国のハードロック・バンド、シン・リジィの名曲「The Boys Are Back in Town」が誕生。

○エルトン・ジョンとバーニー・トーピンのコンビの1970年代におけるラスト作『Blue Moves』がリリースされる。
○ボブ・シーガーが『Night Moves』で長く売れない日々から脱出。
○ELOが『A New World Record』をリリース。「Telephone Line」などヒット曲を連発。
○ホール&オーツが数ある最初のヒット「Sara Smile」を飛ばす。
○日本でも人気のサンタナの「Europa (Earth’s Cry Heaven’s Smile)」はこの年リリース。
○ボブ・ディランがキャリア最大のヒット作となった『Desire』をリリース。
○ザ・バンドの解散公演「ラスト・ワルツ」が開催。ディラン、ヤング、クラプトンらが参加。
○ビーチ・ボーイズの公演に長い間ステージに姿を見せていなかったブライアン・ウィルソンが12年ぶりに登場。
○ウィリー・ネルソン、ウェイロン・ジェニングスらカントリー音楽のアウトローたちが『Wanted! The Outlaws』をリリース。
○ライ・クーダーが『Chicken Skin Music』をリリース。ハワイ音楽の伝説ギャビー・パヒヌイと共演。
○ウェザー・リポートが『Black Market』をリリース。驚異のベーシスト、ジャコ・パストリアスがソロアルバムデビュー。

○エアロスミス『Rocks』リリース
○ビリー・ジョエル『Turnstiles』リリース
○アル・スチュワート『Year of the Cat』リリース
○ピーター・トッシュ『Legalizeit』リリース
○スティーヴィー・ワンダー『SONGS IN THE KEY OF LIFE』リリース
○ロギンス&メッシーナ、オールマン・ブラザーズ・バンド解散
○ボブ・マーリィが襲撃される
○イーグルス、フランク・ザッパ、ニール・ヤング、ベイ・シティ・ローラーズらが初来日

○1976年に亡くなったミュージシャン
ハウリン・ウルフ(1月10日)
パーシー・フェイス(2月9日)
フローレンス・バラード<シュープリームス>(2月22日)
ポール・コゾフ<フリー>(3月19日)
フィル・オクス(4月9日)
キース・レルフ<ヤードバーズ>(5月14日)
ジミー・リード(8月29日)
トミー・ボーリン<ディープ・パープル>(12月4日)
フレディ・キング(12月28日)

【1976年のBillboard1位獲得シングル/アルバム】○内数字は獲得した週。
★SINGLES
Saturday Night/Bay City Rollers①
Convoy/C.W. McCall①
I Write the Songs/Barry Manilow①
Theme from Mahogany (Do You Know Where You’re Going To)/Diana Ross①
Love Rollercoaster/Ohio Players①
50 Ways to Leave Your Lover/Paul Simon③
Theme from S.W.A.T./Rhythm Heritage①
Love Machine (Part 1)/The Miracles①
December, 1963 (Oh, What a Night)/The Four Seasons③
Disco Lady/Johnnie Taylor④
Let Your Love Flow/The Bellamy Brothers①
Welcome Back/John Sebastian①
Boogie Fever/The Sylvers①
Silly Love Songs/Wings⑤
Love Hangover/Diana Ross②
Afternoon Delight/Starland Vocal Band②
Kiss and Say Goodbye/The Manhattans②
Don’t Go Breaking My Heart/Elton John and Kiki Dee④
You Should Be Dancing/Bee Gees①
(Shake, Shake, Shake) Shake Your Booty/KC and the Sunshine Band①
Play That Funky Music/Wild Cherry③
A Fifth of Beethoven/Walter Murphy and the Big Apple Band①
Disco Duck (Part 1)/Rick Dees and His Cast of Idiots①
If You Leave Me Now/Chicago②
Rock’n Me/Steve Miller Band①
Tonight’s the Night (Gonna Be Alright)/Rod Stewart ⑧*後年1週分含む

1976年のナンバー1ヒットは26曲。

★ALBUMS
Chicago IX-Chicago’s Greatest Hits/Chicago⑤*前年3週分含む
Gratitude/Earth, Wind & Fire③
Desire/Bob Dylan⑤
Their Greatest Hits (1971-1975)/Eagles⑤
Frampton Comes Alive!/Peter Frampton⑩
Wings at the Speed of Sound/Wings⑦
Presence/Led Zeppelin②
Black and Blue/The Rolling Stones④
Breezin’/George Benson②
Fleetwood Mac/Fleetwood Mac①
Songs in the Key of Life/Stevie Wonder ⑭*後年3週分含む

【1976年の全米ベストセラーアルバム】
○2900万枚/イーグルス『EAGLES/THEIR GREATEST HITS 1971-1975』
○1700万枚/ボストン『BOSTON』
○1600万枚/イーグルス『HOTEL CALIFORNIA』
○1100万枚/ジェームス・テイラー『JAMES TAYLOR’S GREATEST HITS』
○1000万枚/スティーヴィー・ワンダー『SONGS IN THE KEY OF LIFE』
○1000万枚/ドゥービー・ブラザーズ『BEST OF THE DOOBIES』

【1976年のグラミー賞】
最優秀レコード/ジョージ・ベンソン「This Masquerade」
最優秀アルバム/スティーヴィー・ワンダー『Songs in the Key of Life』
最優秀ソング/バリー・マニロウ「I write the songs」
最優秀新人/スターランド・ボーカル・バンド

ブレイクしたジョージ・ベンソン

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