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TAP the COLOR

不滅のブルークローズ〜デヴィッド・ボウイほか

2014.01.22

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「TAP the COLOR」連載第13回

アルバムジャケットに写った青い服を着たアーティスト。歴史を振り返る時、それらには不滅の名盤が数多いことに気づく。ブルーは空や海、地球や宇宙を意味するだけでなく、破れたジーンズの色であり、あるいは憂鬱な気分の象徴。そして何よりも、ロックの原動力となった孤独な魂の“救済”と“祝祭”の色なのかもしれない。

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ロネッツ『Presenting the Fabulous Ronettes Featuring Veronica』(1964)
ビートルズ登場前夜の1960年代前半、全米ティーンたちのサウンドトラックはガールポップだった。その象徴が天才プロデューサーのフィル・スペクター。彼が執拗に拘った不滅の音響芸術「ウォール・オブ・サウンド(音の壁)」。63年の「Be My Baby」はすべてが完璧な作品。余りにも有名なイントロに故・大瀧詠一氏を想って。

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ボブ・ディラン『Highway 61 Revisited』(1965)
1950年代半ばに誕生したダンス音楽としてのロックンロールを経て、アメリカは1960年代半ばにロックの時代へと突入する。「ロックは世界を変えられるかもしれない」「生き方そのものなんだ」──そう信じることができたのは、ディランによるこの不滅の名盤があったからこそ。ロックがヒップな小説作品と並んだ瞬間だった。
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デヴィッド・ボウイ『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars』(1972)
ボウイの最高傑作にして、これもまたロック史上に輝く不滅の名盤。この作品を機に、彼はパンクが登場する1970年代後半までポップカルチャーの最先端に立つ。ジギー・スターダストというスターに扮して、すべての楽曲を切ない声で歌い上げながら、ロックの夢と想像力を伝達。左胸に突き刺さるような凄い曲が揃う。
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ニルヴァーナ『Nevermind』(1991)
この作品が全米でまさかの1位を獲得した1992年、それまでの不良気取りのヘヴィメタルや大規模なアリーナロック、ヴィジュアル重視のMTVポップすべてが無意味に。ロックが持つどうにもならない衝動。カート・コバーンが吐き捨てるリアリティ。服を脱ぎ捨てた赤ん坊は、ブルーな世界を漂流しながら金を追いかける。

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