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季節(いま)の歌

秋の歌〜甲州街道はもう秋なのさ 前編

2020.09.30

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秋の到来です。
今回の<季節(いま)の歌>は、RCサクセションの代表曲「スローバラード」と同時期に録音された「甲州街道はもう秋なのさ」を聴きながら、アルバム『シングル・マン』の発売を廻って起きた前代未聞のエピソードをご紹介します。

♪甲州街道はもう秋なのさ/ RCサクセション


たばこをくわえながら 車を走らせる
甲州街道はもう秋なのさ
ハンドルにぎりながら ぼく半分夢の中
甲州街道はもう秋なのさ


1970年のデビュー後、RCサクセションは“物憂げな秋”のような時代を迎えていた。
3rdシングル「ぼくの好きな先生」(1972)のスマッシュヒットはあったものの、その後は不遇の日々を過ごしていたのだ。
彼らは、所属していた事務所(ホリプロ)で起こった“井上陽水独立騒動”に巻き込まれて飼い殺し状態に…後に忌野清志郎が様々なインタビューの際に口にする“落ち目の時代”とは、この頃からのことを指す。

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1974年の12月、RCは発売される見込みのない新作アルバム『シングル・マン』のレコーディングに入る。
清志郎曰く「仕事が無かったから、曲を作るか、レコーディングをするかしかなかった」のだという。
アルバムのアレンジャーは星勝(ほしかつ)が担当した。
当時、RCや陽水と同じホリプロに所属していたグループ・サウンズバンド、モップスのギター&ボーカルを担当した男である。後に作曲家、プロデューサー、アレンジャーとして活躍した人物だ。
この頃の星勝と言えば、陽水のアルバム『断絶』のアレンジをしたことで評価が上がっていた。
清志郎と陽水が合作した曲として有名な「帰れない二人」は星勝のアレンジによって誕生したものだった。
その他、彼が手掛けた代表的な曲といえば、小椋佳の「シクラメンのかほり」などが有名である。
彼のアイディアもあって、アルバム『シングル・マン』のレコーディングには手練のミュージシャン達が集められた。
キーボードにミッキー吉野、後にRCに加入するG2(柴田義也)、ドラムスに西哲也、チト河内、そしてホーン・セクションには、たまたま来日していたタワー・オブ・パワーが起用された。(ただし、清志郎はそのホーンをあまり気に入っていなかったらしい)
契約上の問題から彼等の名前はクレジットされず、かわりに「このレコードは世界的なスタジオ・ミュージシャンを豊富に使用しております。安心してご利用ください。」という冗談みたいなコメントが記載された。
その後、このアルバムの発売を廻って前代未聞の出来事が起こるのである…

続きは後編で♪


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RCサクセション『シングル・マン』

(1974/ポリドール)





こちらのコラムの「書き手」である佐々木モトアキの音楽活動情報です♪
宜しくお願い致します。






【佐々木モトアキ独り唄いTOUR“歌ものがたり2020”秋冬】

10月3日(土)京都 Bar USAGI
10月4日(日)兵庫(宝塚)IL grazie
10月10日(土)福岡 ROCK食堂(Honey Bee) 
10月11日(日)熊本(八代) bar 7th chord 
10月13日(火)小郡 ジラソーレ 
10月15日(木)沖縄(コザ)Music Bar F           
10月17日(土)沖縄(コザ)Crossover Cafe 614 
10月18日(日)沖縄(那覇)ABD Records BAR  
10月24日(土)群馬(前橋)水星 
10月31日(土)静岡(浜松) 地中海料理Selfish
11月1日(日)名古屋 喫茶ニューポピー
11月3日(火・祝)岐阜(高山)Cha‐mame Cafe
11月12日(木)会津若松 アングラ鉄板焼きマギー
11月13日(金)仙台 BAR和音
11月14日(土)秋田 カウンターアクション
11月15日(日)青森 SUBLIME 
11月21日(土)新潟 Live Bar Mush 
11月22日(日)新潟 『新潟農民カフェ福島潟店〜開民前夜祭〜』
11月28日(土)東京(高円寺) MOONSTOMP
12月11日(金)福岡 NIKAI
12月12日(土)大牟田 キャラクターBAR
12月13日(日)福岡 SWCショールーム『みんながサンタ!!2020』


↓チケットご予約&公演詳細はこちら
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12620574630.html






新作ミニアルバム『You』のタイトルナンバー「You」のミュージックビデオです♪
映像編集、ポートレート(写真)撮影共に、佐々木モトアキ本人が手掛けております。
とてもシンプルな技法ですが、何よりも登場する皆さんの表情が素敵です✨
人が“目を閉じている”表情。
その“瞼(まぶた)に浮かんでいる”誰かの顔。
繋がってゆく“一人ひとりの想い”が、100通りの、いや1000通りのドラマを描いてくれています。

「どんなに離れていても 何度生まれ変わっても 僕らは巡り逢う」

2020年4月22日リリース!!!
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12572525158.html

唄うたい佐々木モトアキの新曲「You」、山善の秀作「一本の赤い薔薇」のカヴァーを含む珠玉の作品集。
遠く離れて暮らす大切な人、男の友情、忘れられない場面、誰かの溜め息、出逢えた奇蹟、長く曲がりくねった道、喜びと悲しみ…どうしようもないこと。
7篇の歌物語に心を重ねて、あなたの大切な人(You)の名前を呼んでみてください。

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