アニメーションズというロック・バンドでデビューし、現在ではギターの弾き語りでのライブも精力的に行っているシンガー・ソングライター、奇妙礼太郎。彼がフロントに立ち、10人以上の大所帯からなるビッグバンドを従えた華やかなステージを展開するのが、奇妙礼太郎トラベルスイング楽団だ。2008年、関西を中心に活動を開始した彼らは、ライブ・パフォーマンスの評判が口コミで伝わり、今やフジロックをはじめとする各地の野外フェスに引っ張りだことなっている。
スウィングやジャイブ、リズム&ブルースを軸にしたサウンドで、時折、歌謡曲やシャンソンのカバーなども演奏する彼ら。ひりついた情感と熱量がこもった奇妙礼太郎のヴォーカルは、サム・クック『Live at the Harlem Square Club 1963』あたりを彷彿とさせる。
2013年10月にリリースされたセカンド・アルバム『仁義なき恋愛』は、ロックンロールの爆発力をストレートに歌った「どばどばどかん」、サザン・ソウルへの憧憬を表出させた「ミスターソウルマン」、男の情けなさもありのままにさらけ出すスロー・バラード「僕がわるいんだ」など、アルバム全体を通して、一夜のソウル・レビューを体感できるような構成となっている。
奇妙礼太郎トラベルスイング楽団
『仁義なき恋愛』
P-Vine/10月23日発売
official website
http://travelswing.jp/
奇妙礼太郎トラベルスイング楽団
『仁義なき恋愛』トレーラー動画
「あの娘に会いにゆこう」
奇妙礼太郎トラベルスイング楽団
「君が誰かの彼女になりくさっても」