「本物の音楽」が持つ“繋がり”や“物語”を毎日コラム配信

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スタジオジブリ『熱風』

『熱風』連載第3回 長崎の臣吾少年から銀巴里の丸山明宏へ成長した青年

(はじめに)  丸山臣吾は一九三五(昭和十)年五月一五日、長崎県長崎市に生を受けた。江戸時代から日本で唯一の国際都市として外国文化に親しんできたこともあって、長…

スタジオジブリ『熱風』

連載ノンフィクション第2回 異端にして革命児だった丸山明宏

◆ シスターボーイという流行語とともに登場した美青年  日本におけるシャンソンの歴史は古く、宝塚少女歌劇団(現・宝塚歌劇団)で最初のレビュー『モン・パリ〜吾が巴…

スタジオジブリ『熱風』

連載ノンフィクション第1回 日本で最初のシンガー・ソングライターが誕生

美輪:これ45年前にレコード会社で入れたやつで。『夢であいましょう』NHKでやってました、あの時の中村八大さん。「上を向いて歩こう」の。彼が編曲してくれて棒を振…

Extra便

「ヨイトマケの唄」を筆頭に名曲の数々に生命を吹き込み、次世代へと継承した桑田佳祐の功績

T2U音楽研究所を主宰する臼井孝によれば、桑田佳祐はバンドでもソロでも1000万枚以上を売り上げた、日本で唯一のアーティストだという。(注) 1978年にシング…

Extra便

浅川マキに魅入られた喜多條忠が、南こうせつとかぐや姫に書いた歌~「マキシーのために」

作詞家の喜多條忠が初めて浅川マキの歌に出会ったのは1968年、銀座にあったシャンソン喫茶『銀巴里』でのことだ。 まだ学生だった喜多條が『銀巴里』に入ったのはまっ…

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静かな怒りで反戦を訴える「星の流れに」と藤圭子のブルージーで儚い歌声

終戦から二年後の1947年、満州で両親を失って命からがら引き揚げてきた若い女性の悲痛な体験が、東京日日新聞に掲載された。 一人として身よりも知り合いもいない東京…

Extra便

歌う人間の心が裸にされるような高倉健の「望郷子守唄」

素朴であるからこそ歌うのがむずかしい歌がある。 歌う技術だけではなく、歌う人間の心が投影されるからだ。 高倉健の歌で有名になった網走刑務所から生まれた「網走番外…

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禁じられた歌〜特定秘密保護法案を巡って

「できるだけ多くの方々に法案成立に参加、協力をしていただきたい」 先頃“コントロール”がお上手な、我が国の総理が記者会見で発した言葉だ。 “これ”に関しては、ニ…

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