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ブルースマンたちのブルー〜スティーヴィー・レイ・ヴォーンほか

2014.04.30

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「TAP the COLOR」連載第27回

本日4月30日は、「シカゴ・ブルースの父」と称されるマディ・ウォーターズの命日。ブルースに取り憑かれたロンドンの若者たちが、彼の曲「Rollin’ Stone」からバンド名を決めたことは余りにも有名な話だ。今回紹介する4組も、マディなくして語ることはできない。

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193847_2_f ジョニー・ラング『Wander This World』(1998)
1990年代半ば〜後半に盛り上がったティーンエイジャーたちによるブルース・シーンの顔役。色褪せたレトロ仕様のジャケットにブルースへのひたむきな愛情を感じた。この時まだ17歳という奇跡(しかもセカンド作)。同年の映画『ブルース・ブラザーズ2000』にも出演。


0075992462167_600 ケニー・ウェィン・シェパード『Ledbetter Heights』(1995)
ジョニー・ラングと並んで、新世代のブルース・シーンを牽引したケニーのデビュー作。もちろん10代だった。彼はシンガーではないぶん、弾きまくりのギターが凄い。スティーヴィー・レイ・ヴォーンをリスペクトしているであろう、熱くストレートなブルースを奏でる。

dxc__ot2002911 デレク・トラックス・バンド『Already Free』(2009)
今やスライドギターの新しい伝説にして、「現代の世界3大ギタリスト」と称されることもあるデレク(あとの2名はジョン・フルシアンテとジョン・メイヤー)。やはり10代でデビューし、ブルースを基盤とした凄腕ジャム・バンドに。大人になった本作でも、音は自由に旅している。

the-sky-is-crying-4fcfb16ed4070 スティーヴィー・レイ・ヴォーン『The Sky Is Crying』(1991)
上記3人も絶対に避けて通れなかった、1990年にこの世を去ったレジェンド、SRV(スティーヴィー・レイ・ヴォーン)の未発表編集盤。ダブル・トラブルはバンド名。アメリカ南部のブルース・サーキットで腕を磨き、1983年に衝撃デビュー。SRVはまぎれもなく“本物”だ。

【執筆者の紹介】
■中野充浩のプロフィール
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