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テイラーやケイティだけじゃない! ロックとポップの美女図鑑(60~80年代・後編)

2024.11.03

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以前、【テイラー・スウィフトだけじゃない! 美女揃いのカントリー歌手たち】という企画を配信しましたが、たいへん好評で今でも多くの方々に閲覧されています。

加えて、ロック/ポップ分野での美女企画もぜひ!というリクエストもあり、今回はまず、1960〜80年代の美女アーティストを前編・後編に分けてお届けすることにしました。

本日はその後編です。
前編はこちらから。

*なるべく多くの美女を紹介したいので、20部門(前後編それぞれ10部門ずつ)を設けました。
*90〜10年代の美女については機会を改めて取り上げる予定です。
*本企画は昔と現在の容姿を比べるような主旨ではありません。
*サムネイル画像はスージー・クアトロ『サディスティック・ロックの女王』のジャケットより

【グループ部門】
Wilson Phillips / ウィルソン・フィリップス
チャイナ・フィリップス、カーニー・ウィルソン、ウェンディ・ウイルソンの3人組によるその名もウィルソン・フィリップス。チャイナはママス&パパスのジョンとミシェル・フィリップス(こちらも美女)を両親に、カーニーとウェンディはビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンを父に持つ。親譲りのコーラスワークと西海岸の風が満載のデビューアルバムからはナンバーワンヒットを連発。同時期にはエクスポゼなどの女性グループの活躍が全盛期。


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【バンド部門】
The Go-Go’s / ゴーゴーズ
ガールズ・ロック・バンドの先駆けと言えば、ジョーン・ジェットやリタ・フォードが在籍したランナウェイズ。彼女たちの成功と苦悩の後に登場したのが、ベリンダ・カーライルやジェーン・ウィードリン率いるゴーゴーズだった。やんちゃなイメージのバンドは、やがて各々のソロ活動で大人の女性へと成長を遂げる(美しさにも磨きがかかる)。そしてバングルスも忘れられない。ヘヴィ・メタル・シーンではガールスクールやロック・ゴッテスもいた。


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【スクリーン部門】
Patsy Kensit /パッツィ・ケンジット(エイス・ワンダー)
もともと子役としてイギリスで活躍していたパッツィが兄のバンド、エイス・ワンダーのヴォーカリストとして加入してヒットを放ったのが86年。そのルックスからブリジット・バルドーの再来とも形容され、日本でもアイドル化したこともあった。モッズの台頭を描いたミュージカル映画『ビギナーズ』(86年)にも主演して話題に。


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【60年代ガールポップ部門】
The Shangri-las / シャングリラス
「Leader of the Pack」や「Remember(Walkin’ in the Sand)」などのヒットで、ガールポップの歴史にその名を永遠に刻むシャングリラス(美女はメアリー・ウェイス)。60年代前半〜半ばは、可愛い女の子たちがポップミュージック界で歌い手として活躍した時代。マリアンヌ・フェイスフル、ダスティ・スプリングフィールド、ナンシー・シナトラといったあたりもこの部門に該当。


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【ハスキー/スモーキー部門】
Sade Adu / シャーデー・アデュ
ハスキー・ヴォイスと言えば、ジム・スタインマンの楽曲「愛の翳り」を歌ったボニー・タイラーや、「ベティ・デイビスの瞳」のヒットで知られるキム・カーンズ。あるいは独特のスモーキー・ヴォイスでシャーデーのヴォーカルとして現在も人気の高い美女アデュ。ミュージカル映画『ビギナーズ』(86年)にも出演していた。


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【癒し系部門】
Karen Carpenter / カレン・カーペンター
80年代後半、ワールド・ミュージックの大ブームで、ケルト音楽のエンヤが世に広まった時、癒しの音楽などと表現されたこともあったが、70年代にはカーペンターズの兄妹音楽こそが、激しいロックを聴き慣れた若い耳には限りなく優しく染み込んだ。現在でもベスト盤は売れ続けているという。カレンは帰らぬ人となったが、彼女の歌声は永遠だ。


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【アコギ部門】
Suzanne Vega /スザンヌ・ヴェガ
60年代フォークの女王ジョーン・バエズやジュディ・コリンズ以来の、フォークの美女が80年代に登場した。素朴な歌声でアコギ片手に淡々と歌うスザンヌの姿は、MTVが提供する派手なヴィジュアル世界に慣れてしまっていた世代にはあまりにも魅力的だった。その知的で都会的な雰囲気にもファンは多かった。


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【ガーリー部門】
Cyndi Lauper / シンディ・ローパー
ガーリー・カルチャーやガーリー・ファッションが2000年前後に根付いて以来、そのキーワードは幅広い世代の女性たちに愛されている。音楽の世界では83年という早い時代に、MTV経由で世界中にガーリーな魅力(ハリウッドスマイルやレインボーヴォイス)を放っていたのがシンディ。日本ではなぜか「ハイスクールはダンステリア」と名付けられた「Girls Just Want to Have Fun」はガーリー賛歌としてもっともっと再評価が望まれる。


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【コスプレ/ゴシック系部門】
Strawberry Switchblade / ストロベリー・スウィッチブレイド
85年「二人のイエスタディ」の大ヒットで日本でも人気になった2人組は、ゴスロリなファッションもあって、当時原宿あたりの音楽/ファッション大好き少女たちの間でカルト化した。また、ゴシックと言えば、スージー&ザ・バンシーズの看板スージー・スーも忘れてはならない。強烈なコスプレ・クイーンとしては、やはりシェールだろう。


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【アングラ/アート系部門】
Kim Gordon / キム・ゴードン(ソニック・ユース)
81年に結成されて83年にデビューしたNYバンドのソニック・ユース。オルタナティヴ・ロックの元祖的存在として現在でもリスペクトの嵐が吹く彼らだが、90年にメジャー移籍した時は衝撃が走った。キム・ゴードンは自伝を出版したばかり。この部門にはNYパンクの女王パティ・スミス、アンディ・ウォーホルやヴェルヴェット・アンダーグラウンドとも関係が深いニコ、スロッビング・グリッスルのコージーらも該当。


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前編はこちらから。

*このコラムは2015年10月26日に公開されました。

【執筆者の紹介】
■中野充浩のプロフィール
https://www.wildflowers.jp/profile/
http://www.tapthepop.net/author/nakano
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