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君はいつも、我が心に
君はいつも、我が心に
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愛を失った者が、自らの過去を悔いるとともに、もう一度だけチャンスをもらえないかと、復縁を願う「オールウェイズ・オン・マイ・マインド」が書かれたのは1971年。ジョニー・クリストファー、マーク・ジェイムス、そしてウェイン・カーソン・トンプソンの共作だった。
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君を愛せてはいなかったのだろう
もっとたくさん愛せればよかった
君を大切にできなかったのだろう
もっと大切にすべきだったのに
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1971年。最初にこの歌を録音したのは、ブレンダ・リーだった。だが、歌詞からもわかるように、この歌は男が歌ったほうがいい。そんなわけで、翌1972年には、エルヴィス・プレスリーがこの曲を歌い、イギリスではシングル・チャートの9位まであがるヒット曲となった。
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君を抱いてやれなかったのだろう
寂しい思いをしていた夜に
君に伝えられていなかったのだろう
君が恋人でこんなに幸福だということを
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エルヴィスが歌うと、確かにこの歌はロマンティックに聞こえた。この曲がヒットしたイギリスでは、1987年にペット・ショップ・ボーイズがポップなカバー・バージョンをレコーディングし、再びヒット・チャートに送り込んでいる。
だが、この曲を名曲にしたのは、何といっても1982年にウィリー・ネルソンが発表したバージョンだろう。ウィリーの「オールウェイズ・オン・マイ・マインド」はその年のベスト・カントリー・シングルに選ばれただけでなく、グラミー賞の最優秀楽曲にも選出されたのだ。
ウィリーにこの歌を歌うことを勧めたのは、チップス・モーマンだった。ウィリーはちょうどその時、盟友マール・ハガードとの共作「パンチョ&レフティー」を録音中だった。だが、マール・ハガードはチップス・モーマンの提案にまるで興味がないようで、曲を聴いてみることさえしなかったのである。
「人生、何が起こるかわからないということさ。もし、マールがあの歌を聴いていたら、どうなっていたのか」とウィリー・ネルソンは語っている。
「私も、あの曲を聴くのは、あの時が初めてだった。衝撃的だったね。それで私が録音することにしたんだ」
かくして「オールウェイズ・オン・マイ・マインド」はウィリー・ネルソンのソロ作品としてこの世に生を受けることになったのである。
そしてアウトロー然としたウィリーが歌うと、ロマンティックな歌詞はよりリアルで、セクシャルな響きを持つようになった。
もう一度チャンスをくれれば、君を満足させるから、という歌詞も、一段とエロチックに聴こえたのである。
訳 意味