「本物の音楽」が持つ“繋がり”や“物語”を毎日コラム配信

TAP the POP

TAP the SONG

中島みゆきとちあきなおみの出会いから生まれた「ルージュ」のさまざまなる味わい

研ナオコの「あばよ」が発売になったのが1976年9月25日、オリコンのヒットチャートで1位を獲得したのは11月15日だった。 「あばよ」は彼女にとっては最大のヒ…

TAP the SONG

「中島みゆき」発「ちあきなおみ」経由、フェイ・ウォン(王菲)によってアジアに広まった名曲「ルージュ」

1989年6月4日に起きたの天安門事件の後、テレサ・テンは日本以外での音楽活動を封印するかのごとく沈黙していった。 それに代わってアジアの中国語圏で、絶大な人気…

TAP the LIVE

伝説となった紅白歌合戦の「夜へ急ぐ人」~ちあきなおみとジャニス・ジョプリンの狂気

まったく面識もなければ縁もなかったちあきなおみから、友川カズキが楽曲を依頼されたのは突然のことだった。 それが1977年のことで、友川はそのとき大阪にいた。 「…

TAP the ERA 1989-2019

平成を象徴する音楽家・椎名林檎が登場して日本語の歌に革新をもたらした1998年から99年

昭和元年と昭和64年は、ともに正味が7日間しかなかった。 したがって昭和という時代は昭和2年から昭和63年まで、西暦にすれば1927年から1988年までの約62…

TAP the NEWS

谷川俊太郎とプロテストソング②〜中島みゆきにデビューのチャンスを辞退させた詩「私が歌う理由」

1960年代、アメリカでは若者たちの間でフォークソング・ムーブメントの風が吹き荒れていた。 ベトナム戦争に対しての新しい反戦歌が次々に作られ、ジョーン・バエズ、…

TAP the STORY

鈴木茂の27歳~「まるで異次元の人みたいに憧れたものでありました」と中島みゆきが集めたソロ・アルバム

1960代後半から70年代初頭の音楽シーンでは、海外のバンドのコピーから始まった日本のロックに関して、オリジナルの場合でも使い慣れない英語で歌うべきか、あるいは…

TAP the SONG

ウォン・カーウァイ監督『恋する惑星』の主題歌としてヒットしたフェイ・ウォン「夢中人」

フェイ・ウォンの「夢中人」が2017年4月22日のレコード・ストア・デイで、日本独自の企画として7インチ・ヴァイナルで限定リリースされる。 1994年に公開され…

TAP the SONG

「あなた」~ポプコンと世界歌謡祭の方向を決めたのは小坂明子がガロのために書いた曲

名古屋の高校生だった小坂明子が歌った「あなた」が、ヤマハが主宰するポピュラー・ミュージック・コンテスト(通称・ポプコン)の「第6回合歓本選会」で、グランプリに選…

TAP the NEXT

T字路s──名曲の数々をブルーに染め上げる激情カバー集と個性派映画主題歌

ボーカル/ギターの伊東妙子(ex.DIESEL ANN)と、ベースの篠田智仁(COOL WISE MAN)によるT字路s。胸を鷲掴みにするような伊藤のシャウトと…

Extra便

中島みゆきの「麦の唄」から聴こえるスコットランド民謡と唱歌のハーモニー

日本で最もよく知られたスコットランドの歌は、「蛍の光」の原曲「オールド・ラング・サイン(Auld Lang Syne)」だろう。 この歌の詩を書いたのは、貧しい…

TAP the SONG

国分寺三中の先輩・忌野清志郎と後輩・ハナレグミのデュエット~「サヨナラCOLOR」

めったにはないことだが、レコーディング中にOKテイクが録れた瞬間、いずれはスタンダード・ソングになると予感させる歌がある。 2001年に出たスーパー・バター・ド…

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